私が職場で使っているノートパソコンには色々不満がありました。
キーボードとくに矢印が小さい、ファンクションキーの動作が他のメーカーと違う・・・。
書けばキリがないものの、これはあくまでも会社が大量に購入したパソコンの1つがたまたま私に割り当てられただけのこと、不満を言う余地などまったくありません。
不満に耐えながら仕方なくノートパソコンを使っていると、ある日突然ディスプレイの下半分が奇妙な挙動を示しました。色が残像のように画面に残るのです。
エクセルを起動し、名簿を見ようとしてマウスホイールをクルリと回転させると、下へ画面がスクロールする・・・、までは良かったのですが
山田
と書かれている文字が上へ消えていくのではなく、
山田
となぜか薄紫色に文字が変わってディスプレイのその位置に残り続けているのです。
山田の二文字だけではなく
山田 時給 1,150
島崎 時給 1,150
佐古 時給 1,130
のように残り、その文字の上にさらに下に書かれた文字が重なります。
何だこれは!? エクセルのせいか? と思いながら怖くなったので保存しないで閉じました。
このとき、この現象はそれだけで終了。
翌日、そんなことはさっぱり忘れてパソコンを起動すると・・・。
パソコンの画面下半分が突然緑色になる
はあ、メールがなんでこんなにいっぱいあるんだ、無関係なワイにも勝手にCCするのやめてくれ・・・。とか内心思いながら、余計なメールに「ミュート」しまくっていると、突然それは起こりました。
画面の下半分が突然薄緑色に染まったのです。
こんな感じです。
目がチカチカして気持ち悪いことこの上ない。
まいったな、何だこれは。再起動すれば直るだろうか・・・。無理でした。
でももう一度再起動すれば直るだろう・・・。無理でした。
仕方がないのでIT部門にお邪魔して外付けモニターとケーブルを借りてきてパソコンに繋いでみると、綺麗に映りました。
ということはこのノートパソコンのディスプレイが問題だったようです。
調べてみたところ、この手の故障はバックライトの故障や液晶パネルの経年劣化により引き起こされることが多いらしく、ようするに「俺のパソコンが古い」、これに尽きるようです。修理すれば当然直りますが、数万円かかるでしょうし、ディスプレイ以外にもバッテリー劣化などガタが来ているのにそこだけ直すことに意義を感じられません。
つまり「買い替え時」を迎えたということです。
買い替えたら買い替えたで、自分のパソコンにインストールしている諸々のシステムとかソフトとか、ネットワーク設定とか、プリンタとの接続とかをゼロからやり直しになります。自宅のパソコンなら大したソフトが入ってないので被害は小さいですが、会社のパソコンとなると業務のために色んなものが入っていますから、なんとかして入れ直さなければなりません。
とはいえ会社のパソコンなど、こういう事態に陥らなければ入れ替えようという気分にならないのもまた事実。ブルースクリーンが頻発してデータがすべて消滅してしまう・・・、のような致命的事態ではなく、「単に画面が見づらい」くらいの状態で収まってまだ助かった、とでもポジティブに捉えたほうが良さそうです。
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