アイドルとか声優とかのイベントで大活躍するのがペンライト。ジャニーズだろうがAKB48だろうが乃木坂だろうが日向坂だろうがラブライブ！　だろうがとにかくペンライトは実質的にマストアイテムになっています。メンバーとかチームごとに担当カラーが決まっていて、たとえばAKB48のチームBは「青」が割り当てられています。ゆえに、チームBがステージに上がっているときは青のペンライトを振って応援するという仕草が完全に界隈で定着しています。

今でこそ、ペンライトが1本あればボタンを押すことで色を様々に変えられるのが当たり前。しかし10年ほど前は、青だけとか赤だけとか、単色のペンライトなんてものが当たり前のように流通していました。で、1本3,000円・・・。あのー、3本買ったら1万円くらい行くんですけど・・・。原価ってせいぜい1,000円もしませんよね・・・、ペンライトにグループ名が書いてあるだけで価格が釣り上がるのは何ゆえですか・・・、お布施でしょうか・・・？

その後、1本でメンバーカラーすべてチェンジできるペンライトが主流になりましたが、これでも弱点はあります。メンバーの卒業とか、新メンバー追加とかで色が増えると、公式ペンライトは買い直しになります。たとえば『ラブライブ！ スーパースター!!』の場合は第1期は5人組。この時公式ペンライトを購入すると、当然5色。ところが第2期には9人になりますから、5色では足りません。結果、9色のペンライトを買う羽目に・・・。そして第3期ではさらにメンバーが増えるのでもう一度買うことに。一体何度買うんだ・・・。

さらに電池交換もけっこう面倒、というか、単4電池3本で動きます、みたいなのが厄介です。電池パックは4本単位で売られていますから、3本だと1本だけ中途半端に余るんですよ・・・。

で、『ラブライブ！ スーパースター!!』の9色ペンライトを乃木坂のコンサート会場で使えるかというと、配色が違っているので不可能。辛い！！

私はこれまで何も考えずに、アイドルAではA公式ペンライト、BではB公式ペンライト、という買い方をしていました。そしてある日気づきました。

このペンライト、捨てる時には分別がけっこう面倒です。1本3,000円とかいう一人前価格で、廃棄もだるい。そしてふと「汎用ペンライトが1本あればそれでいいじゃん」というごく当たり前のことに今更気づいたのでした・・・。

というわけで私が買ってきたのはこれ。

15色切り替え可能なタイプ。名称はCHAPICA。充電式なので乾電池は不要。ACアダプターと充電ケーブル、ストラップが付属します。

主な仕様は、

本体重量：80g
本体サイズ：24.5cm（発光部14.5cm）
最大発光時間：約18時間（カラーの使用状況により異なります）
充電所要時間：約4時間

（以上、アマゾンの商品説明より）

封入されていたリーフレットが泣かせます。

その後、そもそもペンライトを充電式にするという仕様自体かなり生産が難しいらしく、数多くの製造工場と交渉をしてもうまくいかず、コンセプトを思いついてから1年を経てようやくリリースできることになったとか。

つまり「儲けてやろう、しめしめ」というのではなく、そもそも出発点からして私達とおなじ立場の人が真剣に携わっていることが明らか。泣けるではありませんか。

私はこのペンライトをなるべく長く愛用して、今度はどこぞのコンサートホールで感動の涙を流したいと思います。