Windows10を使っていると頼みもしないのに一方的に更新プログラムが適用されることがあります。電源をさっさとOFFにしたいときにこんなことをされたらたまったものではありません。
そして再び電源をONにすると、マイクロソフトのブラウザであるEdgeのショートカットが勝手に生成されて邪魔なことこのうえありません。
欲しくもないのにWindows7からWindows10にアップデートされてしまったり(それで仕事が止まったり)、Windows10から11に私の意思とは無関係にアップデートされてしまったり、それを阻止しようとしても「アップグレードを拒否する」「このまま続ける」などと何度も「現状維持」の選択肢をクリックさせるなど、マイクロソフトはユーザーをなんだと思っているのでしょうか。
最近公開した次の記事では、タイトルどおりEdgeのショートカットが邪魔で仕方ないということを書きました。
削除しても勝手に復活するEdgeのショートカット。邪魔で仕方ない
あのー、私Edgeなんか使ってないんですけど・・・。Internet explorerとかEdgeを推奨するのは官公庁だけだと思うんですけど・・・。なんでいらないソフトのショートカットを無断で私のデスクトップに生成するんでしょうか。うちの庭にゴミをポイ捨てしたら誰だって怒るでしょう? 同じレベルですよ。(ついでに言うと、政府が国民に対して無料で提供しているe-TaxとかeLTAXとかは超絶使いづらくて、いやそもそも使う前に法務局に収入印紙を貼った紙を使って申請をしなければならなかったり、触るたびに"日本"とか”政府”とかへの信頼が失われていきます。っていうかe-Taxが国税でeLTAXが地方税とかそんなの知るかアホ。連携のない陸軍海軍か。一本化しろよ。)
・・・と思っていると、上記記事にコメントが投稿されました。
「お前を消す方法の再来だな」。
私はハタと気づきました。そう、これはマイクロソフトという会社の行動パターンなのでしょう。日本という国家では、陸軍と海軍が情報共有も、そればかりか兵器の部品の規格標準化すらできなかったのと同様、e-TaxとeLTAXなどという2種類のソフトが乱立しています。同じく、マイクロソフトは今も昔も余計なものを勝手に押し付けがましくユーザーに見せてきます。
昔のエクセルやワードを使っていると、アシスタンス機能としてイルカが画面上に召喚され、質問事項を打ち込むと「〇〇関数では・・・をすることができます」のように答えが返ってくるという仕組みが実装されていました。
ところがこのイルカの回答がイマイチ。ピンボケな答えばかりが表示されたり「意味がわかりません」のように、お前は国鉄の職員かと思うような態度を示してきたり。次第に全国のユーザーは怒りをつのらせ、「お前を消す方法」などと打ち込むようになったのです。
だからなのか、Windowsがバージョンアップを繰り返すたびに、このイルカはやがて姿を消しました(だから新入社員にイルカの話をしても通じません)。
しかし姿を消したのはあくまでもイルカ=表面的な事象であって、「ここにこういうものを出そう。そうすればユーザーは使ってくれるだろう」という、「イルカ」の根底にあるマイクロソフトの思想そのものは20年前から何も変わっていないようなのです。勝手に生成されるEdgeのショートカットがその傍証です。
「歴史は繰り返す」。
これはナポレオン3世が何回も捕虜になったり、長篠の戦いで武田軍が複数回惨敗したりするわけではなく、同じ構造の出来事が何度も発生するということです。であれば、「お前を消す方法」はこの先、2030年でも2040年でもユーザーは繰り返し打ち込んでいるでしょう。マイクロソフトが続いていれば。
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