不思議で不思議でたまりません。
私はワインのおつまみにサラダチキンを食べるときがあります。
このサラダチキン、お店によって価格がかなり違うのです。

家の近所にある某ドラッグストアでは、100gのサラダチキンが138円で販売されていました。
しかし職場の近くにある某酒類販売チェーン店では110gのサラダチキンが298円なのです。

なぜこんな2倍もの価格差が・・・。
そもそも鶏肉というのは一般的に「安い肉」とみなされています。だから飛行機の機内食では"Beef or chicken?" と尋ねられると、大抵の人は"Beef"と答えます。どうせタダ(実際は航空運賃に含まれるが)なのだから、だったら高い方を頼もうという魂胆でしょう。

そしてサラダチキンというのはコンビニなどで大量に販売されているもの。だから高級な鶏肉(変な表現ですね)を使っているというわけではなさそうです。なおさら2倍の価格差が不思議でなりません。
おそらく中国産だったり日本産だったり、といったところが価格の違いを生み出しているのでしょう。

確かに日本産だと安心・・・、に思えるかもしれませんが、日本人が食べている食料のほとんどは輸入に頼っており、一応日本産でも肥料・飼料が外国製品だったりするので、べつにサラダチキンが中国産だからといってそれを気にしすぎる必要もないでしょう。これがどうしても気になる、というのであれば業務スーパーなんて一生出禁ですね・・・。

こうした、ニワトリが「中国産か日本産か」といった事情、そのほかドラッグストアがいわゆる「客寄せパンダ」として、ただでさえ仕入価格が安い中国産のニワトリをつかったサラダチキンを、さらに戦略的に価格を(赤字覚悟で)引き下げているので138円という低価格を実現できており、他方で私が訪れた酒類販売チェーン店ではサラダチキンは目玉商品でもなんでもないので普通に日本産を販売し、べつに値引きもなにもしていないといった「最低価格と最高価格」が私の行動圏内で併存していたにすぎないのでしょう、きっと。

しかし、それにしてもです。

サラダチキンって、298円もかける食品なんでしょうか? マクドナルドのハンバーガーのほうがよほど安いですし、似たような価格帯でもっと魅力的な商品は探せば発見できると思います。
サラダチキンが高いと感じるのであれば、ただ単に「高い」と文句をつけるのではなく、業務スーパーやドラッグストアをこまめにチェックするか、あるいは他の商品を探すなどの自分なりの工夫をしたほうがよほどポジティブな解決策でしょう。

個人的には、ドラッグストアが狙い目のようです。そもそもドラッグストアは薬の販売で利益が出せるので、米とかお菓子とか日用雑貨といった商品は価格を下げても十分経営的に成り立つのです(と、大前研一氏が言っていた)。というわけで、国道とか県道とかの太い道沿いに立ち並ぶ広めのドラッグストアを見かけたらとりあえず入ってみましょう。サラダチキン以外にもいろんなものが安くて助かるかも?