記事タイトルからして陰キャで根暗で友だちがいなさそうで悪意に満ちていて女性にモテなさそうな雰囲気にあふれていますね。

「友だちいない研究所」にようこそ。ここは本当に陰キャで根暗で友だちがいなくて一人ぼっちで職場では孤立していて誰も話しかけてこない私が陰キャで根暗で友だちがいない日常を書き連ねるための空間です。

普段根暗なことをうじうじと考えていると、日常的に当たり前だけどどうして? ということにぶつかって疑問を感じることがあります。いきなり脱線ですが、日向坂46の佐々木美玲さんもたしか(根暗じゃなくても)同じようにいろんなことを考えるタイプだとか。
彼女がMCを務めていたラジオ番組『星のドラゴンクエスト presents 日向坂46「佐々木美玲のホイミーぱん」』の2022年1月14日(金)の放送回
https://audee.jp/index.php/voice/show/39443
でも物事の変なところが気になるという癖について喋っていました。

パンあるじゃないですか。小麦でできてるじゃないですか。小麦は何でできるんだろうとか。
床ってどうやってできたんだろうとか。その作る素材あるじゃないですか。その素材自体はどこでできたんだろうとか。そういうのすごい考えちゃうんですよね。頭良くないのにそういうの気になっちゃって。

よく思うんですよ。電車あるじゃないですか。上を走る電車。モノレールなのかな。まあわかんないんですけど。そういう電車に乗ってて街を上から見てるとなんかすごいなって思っちゃって。せかいってすげー! って思っちゃって。だって元はといえば私たちってサルだったじゃないですか。サルだったからなんかこの世界ができたのってすごいなって思っちゃって。だってサルからどうやって人間になったんですか。だからそれ自分で調べてくれって。分かりました。また関係ない話になっちゃって。

(上記リンクの22:05辺りからこの話は始まります)

要するに物事がこの世に現れるまでにどういう因果関係があったのか・・・、ということを想像すると、世界の広さを痛感するということのようです。

私は、マッチングアプリを使っていると「レディファーストとは?」ということについてつい余計な疑問を感じるようになってしまいました。


おかしいな、なぜ女性だと優先されるのだろう。男性が優先されてはだめなのだろうか。
偶数の日は女性優先、奇数の日は男性優先ならば平等ではないだろうか。

ウィキペディアによると、「レジでの勘定は、どちらの負担であるかにかかわりなく男性が行う。ただし女性から招待を受けている場合は別である」。おかしいですね、お金には色も匂いもないので、男性が出した一万円札も女性が出した一万円札も同じ日本銀行券で価値は同じです。男が財布を出すと一万円札の価値が上がるのでしょうか。

マイナビウーマン記事によると、「メニューを見せるのは女性からっていうのと、席初めに座るのは女性っていうのくらいは徹底してほしい」(https://woman.mynavi.jp/article/140621-17/より)。
これも違和感があります。頼むときには「なんとかサラダとなんちゃらパスタ」のように二人分のメニューを同時に注文しますから、男女どちらが先に見ても提供される食事は何も変わりません。おいしさだって同じです。それと初めに着席しても後から着席しても椅子は椅子です。椅子取りゲームをしているのではありません。

要するに男が財布を出すとか、女が先に座るとかいうのは見栄えの問題であって、そうしたしぐさがもたらす実質的な価値や効力とは無関係であり、合理的説明は不可能です。ただマナーとしてそういうものが歴史的・社会的に成立しているので、それを守らなければ社会人失格の烙印を押されてしまうというリスクがあります。
しかしこのマナーというのが厄介であり、そもそもレディファーストという考え方が生まれたヨーロッパにおいてもかつては男尊女卑の傾向が一般的であり、女性の地位はその人の能力とは無関係に社会進出を制限されていたこと、そのような思潮のもとに成り立っていた発想であることには注意すべきでしょう。

私としては、これはマナーといえは聞こえはいいが、実は因習を引きずっているだけではないのか? そういうマナーをただ墨守するのではなく、常に私達一人ひとりが見直してゆくべきではないのか? でなければ古い因習を次世代にそのまま手渡すことになってしまうのではないのか? ただ女性だから優先されるべきだというのは、「女性は天皇になるな」を裏返しただけではないのか?

・・・と、考えてしまいます。とはいえそんなことを一人で叫んでも誰も耳を傾ける者はいません。だから私は友だちがいないんですよ・・・。


追記:社交の場でのマナーとか、外交上必要とされる国家間の儀礼上のルールであるプロトコールを否定したいわけではありません。