大学入学共通テストが終わると、私立大学の一般選抜が始まり、その後に国公立大学の二次試験が始まる・・・、というのが毎年の流れです。

私立大学の場合、普通はその大学が会場として割り振られます。国公立大学もそうです。
私が京都府立大学という大学を受験したときは、(今もそうなのか知りませんが)おそらくキャパシティの都合で近所の佛教大学が会場ということになっていました。前日に京都に到着して、ホテルから佛教大学の前まで歩いて行ったことを今も覚えています。

私のように受験のために別の地方からやって来る人もいれば、たとえ同じ県内であっても普段乗らない電車やバスに乗って会場に向かうという人がほとんどでしょう。
普通、会場を間違えた場合は受験ができないので、「あなたの試験会場はA大学千葉キャンパスです」と受験票に書いてある場合、「A大学横浜キャンパス」に間違えて到着してしまった場合は努力が水の泡になります。

そこまでアホなことには通常なりませんが、例えば「東京大学駒場キャンパス」が試験会場であれば、前日に「東京大学駒場キャンパス」まで足を運んで下見を済ませておくべきでしょう。できれば、受験当日と同じ時刻に家を出て、受験会場に向かうのがベストです。

朝というのは通勤ラッシュの時間帯であり、道路の混雑も混雑していることが予想されます。どれくらいバスが遅れるのか(バスの時刻表はあまり信用できません)、電車はどれくらい混み合っているのかとか、通勤快速とか快速とか通勤特快とか紛らわしい電車が運行されていないか、ということをチェックすべきでしょう。乗り間違えると自分が降りるべき駅を通過してしまった、などといううトラブルは当日遭遇するとパニックになりますから、一度現場に足を運ぶという経験をすれば「こういうふうに移動すれば何分で到着できる」「もしトラブルがあってもこういうふうに挽回する」のようにシミュレーション可能です。

それに、朝はどれくらい寒いのかというのも実感しておけば、どういう服装が理想的かというのもある程度予想がつくでしょう。

というわけで志望度が高ければ高いほど下見はぜひやっておくべきことになります。
でも下見をしないとどうなるのか・・・。


大学受験で下見をしないとどうなるのか

ありがちなことを列挙してみます。
1.乗り換えで間違える
たとえばJR中央線は「快速」と言いながら平日はほとんどすべての駅に停車します。他方で「通勤特快」に乗ってしまえばナントカ小金井とか何々荻窪とかいう駅を飛ばしてくれます。急いでいるときには通勤特快しかないのですが、これに乗ったせいで「武蔵境で降りたいのに国分寺に着いてしまった」とかいうことになります。親から「通勤特快に乗りなさい」と言われたので「特急あずさ」に乗ってしまったとかも、最悪の場合起こりえます(新宿の次は立川で止まるのでまだ挽回は不可能ではありません)。

2.駅から会場までを間違える
駅を挟んで東西または南北に別の大学が立地していることがあります。
雑司が谷駅の西は学習院大学で東には日本女子大学があります。
仙川駅の北には白百合女子大学が、南には桐朋学園大学があります。
なんとなく人の流れができているからといって、安易に歩き始めると違う大学に到着することもあります。(私は受験ではないものの、ある日桐朋学園大学に用事があったので学生の流れに乗って歩いたら真逆の白百合女子大学に到着してしまったことがあります。)

3.遅刻する
ネットで乗り換え案内を調べて、それで十分だろうと思っていると、当日混乱しがちです。
西武新宿線で西武新宿駅に到着して、そのあと大江戸線で麻布十番へ・・・、なんてのはネットで検索すると簡単そうに見えますが、そもそも西武新宿駅と大江戸線の新宿駅は別の場所にあります。
西武新宿駅を出て、しばらく歩いて地下道を降りて、そこからそうとう深いところまで降りて・・・、新宿西口駅ではなく新宿駅の改札を通り抜けて・・・、というのは朝の混雑した時間帯、サラリーマンが群れをなしてシャカシャカ歩いているときに、「遅刻してはいけない」というプレッシャーを実感しながら一発で成功するのはけっこう難しいでしょう。

・・・と、ここまで書いても下見をしない人は本当にしないのです・・・。ワイどうなっても知らんからね。