私は以前このブログで
という記事をポストしたことがあります。短くまとめると、人と簡単に出会えるのがマッチングアプリのメリットでありながら、同じく簡単に人を切り捨てたり、切り捨てられたりするというデメリットもあります。
私の場合はメリットもデメリットも経験しました。上述の記事に書いたことを引用すると、
あるとき突然「日曜に一緒にお出かけする件なんですけど、突然仕事が入って会えなくなりました。ごめんね」。はい終了。また連絡があるはずだ? いやあるわけないだろ文面で気づけ。
途中までいい感じで続いていて、「マッチングアプリっていいな」「勝ち確なのでは」などと思い始めたある日のこと、
連絡をしてみるもなんとなくいつもよりもレスポンスが遅い。ヒヤッとしました。まあ返事は来たのですが、いつもと違う感触に違和感を感じました。この第六感というのは的中するもので、翌日またメッセージを受信。「日曜に一緒にお出かけする件なんですけど、突然仕事が入って会えなくなりました。ごめんね」ちーん・・・。私はすべてを察して、「あっ、そうなんだ・・・。また空いてる日があったら教えてね」と返事しました。もう会うことはないだろうと思いながら。
この記事では、「相手はマッチングアプリを退会したと表示されていました」なんて書いていましたが、甘かったですね。
この人は本当に退会したわけではなかったのです。相手をブロックすると、ブロックされた側つまり私の画面には「退会しました」と表示されるのです(アプリの仕様です)。
察するに、複数の男性と同時並行で付き合っていて、表面上はニコニコしていても内心私のことを審査員のような目で評価していて、ちょっとしたことで私なり別の男性なりを「こいつだめだ」と切っていたのでしょう。ずいぶん失礼な話です。そして迎えた2023年1月某日・・・。
帰ってきた嘘つき女。お前のザオラルメールは無視だ
スマホがピロロと鳴りました。なんだろうと思って画面を見ると、「明けましておめでとう」のようなメッセージが。相手は誰だ?
え、あいつじゃん。なんで俺に? 送信先間違えただけじゃないのか? 何が起こってるのかよくわからないからとりあえず放置しよう。
1日経過。
またスマホがピロロと鳴りました。今度はなんじゃいと思って画面を見ると、「この前は失礼な終わり方をしたと思ってずっと気になっていたので、新年のタイミングでまた連絡しました」みたいなことが書いてありました。
なんつーざーとらしい状況設定! どうせポイポイ人間関係を切って男を捕まえて、その男から今度は自分が切られたのでやべーと思いながら昔の手札を慌てて引っ張り出したのがミエミエです。
「失礼な終わり方をした」。はい、失礼なことをしたと自覚していたんですね。どうせ二度と会わないからどうでもいいやと思ったのでしょう。観光地にゴミをポイ捨てする感覚ですね。
「ずっと気になっていた」。そんなに引っかかってたのならもっと早く詫びの連絡があったはず。つまり嘘。
「新年のタイミングで」。クリスマス前後で男にフラれたんでしょう。
こういうのを世の中では「ザオラルメール」と呼んでいるようですね。ドラクエで死んだ仲間を復活させる呪文がザオラル。でも確実に蘇る上位呪文ザオリクと違って、ザオラルは復活に失敗することもあります。ドラクエなら50%くらいの成功率でしょうか。現実のザオラルメール(ザオラルライン)は成功率はもっと低くなります。とくに男が唱えた場合は10~20%ほどだとか。
私はこのザオラルメールに対して何もしないことにしました。ブロック? なんだかそれも大人げない。どうせ二度と会うことはないのですし、「答えがないのが答え」だと向こうも気づくでしょう。
勿体ない? いえいえ、前回の関係の断ち切り方は、この人の人柄そのものだと言ってよいでしょう。で、自己都合でまた私に連絡をしてきた。私とのつながりが復活したとしても、結局便利屋として利用されるだけではないのか? また知らないうちに審査員の目線で評価されていつか突然また関係が切れるのではないか? そういう疑問を無視するなんてありえない。過去の経験から少しは学んだらどうだ。
・・・なんていうことをランニングしながらつらつらと考えました。おかげで慢性的にネタ切れのブログ記事1本分になりました。それに自分の考えを文章としてまとめることができました。一石二鳥。やったぜ。
追記:世の中には「恋愛における自分の行動の癖や考え方の癖を分析・理解することのできる無料テスト」とかいうものもありました。敵を知り己を知れば百戦殆うからず(戦争か)。自分の傾向と対策をしっかりと把握してから人と会うというのも一つの手でしょう。

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