毎年1月に実施される大学入学共通テストは、季節的にとても寒いです。

会場によっては暖房が十分でなく環境的にイマイチな状況で問題を解くことになります。ろくなもんじゃありませんね。

寒い時にとくに女子は足が冷えてしまうのでひざ掛けを使いたいと思うでしょう。

独立行政法人大学入試センターのQ&Aによると
Q6 試験時間中に座布団やひざ掛けを使用してもいいですか。
A6 座布団やひざ掛けの使用を希望する場合は,試験開始前に,試験監督者に申し出て許可を受けてから使用してください。
(https://www.dnc.ac.jp/kyotsu/faq.htmlより)

と書かれており、受験上の注意にも「布団,ひざ掛けの使用を希望する者は,監督者に申し出て許可を得てから使用してください」と書かれているので、監督者が認めれば使えるということになっています。
ただこれは落とし穴があるので注意しましょう。

大学入学共通テストでひざ掛けが使えない場合もある


受験上の注意には「試験室内で,コート類を着用しても差し支えありません。英文字や地図等がプリントされている服等は着用しないでください。着用している場合には,脱いでもらうことがあります」と書かれています。
でもこれはコートに限った話ではなくパーカー類も同様です。

UNIQLOとかasicsのようにブランドとかロゴ名程度なら許容範囲内ですが、"I Love London"のようなセンテンスが書かれていると、脱ぎなさいと指示を受けたり、裏返しにして着用しなさいと監督者から言われてしまうことが予想されます。

また、和歌や格言が記された鉛筆も使うことができません。お寺とか神社に行くと「菅原道真のありがたいお言葉」などが記された鉛筆を売っていたりするものです。ゲン担ぎでこれを入試で使おうとすると、カンニングじゃないかと余計な疑いをかけられてしまうので、やめておきましょう。なにしろ、そのお言葉に使われている漢字が書き取り問題の答えだったりする可能性だってあるわけですから。

このようなことは、受験上の注意に明確に書かれていなくてもひざ掛けについても同様のことが適用されると考えておくべきでしょう。つまり英語のセンテンスとかが書かれているようなひざ掛けは、せっかく会場に持ち込んでも「カバンにしまってください」と言われてしまい、使えなかったという結末に終わることが想像されます。

したがって、もしひざ掛けを使いたいというのであれば、無地で余計なツッコミが入りそうにないものを持っていくか、いっそひざ掛けを使わずに下にジャージを着ていくなど、別のやり方で防寒対策を講じたほうがよいでしょう。私も以前入試関係の仕事をしていたことがあり、「ひざ掛けは使ってよいか」という試験室からの質問が何度も何度も来るので面倒な思いをしたことがあります。試験をさせる方も受ける方もややこしいことになるので、最初からそういう可能性の芽を摘んでおいたほうがよいですね。