私はウィルス対策ソフトとしてソースネクストという会社の「ウィルスセキュリティ」という製品を使い続けています。他にもカスペルスキーとかノートンとか探せば色々あるはずですが、10年以上前にこのソフトをインストールし、更新料のようなものがかからないので「ラッキー」とばかりに今に至ります。

それでPCを使ってとくに不満はなかったので十分役に立っているのでしょう。役に立つ状況に直面してしまうのもそれはそれで困りものですが。これは警察とか自衛隊と同じですね。

しかし、Windows10のPCにしてからはやたらと重くなり、さらにFirefoxでウェブサイトを閲覧しているとそもそも起動自体がやたらと遅く、「?」と思っていたらどうやらウィルスセキュリティが原因だったようです。試しにウィルスセキュリティの機能を無効にしたら動作にストレスを感じなくなったのでもうこれが原因と言って間違いないでしょう。

なんという不便なソフトだろう、ウィルスセキュリティとか言っておきながら、セキュリティを理由にユーザーの作業を妨害するなんて、この製品こそがむしろウィルスじゃないか? 私はずっとそう感じていました。


2022年秋ごろから突如動作が軽快になった

ウィルスセキュリティのせいで動作が遅いということに気づいたのが2021年夏。それから1年ほどずっとPCを起動してまずウィルスセキュリティを停止する、それからブログを書くといったルーチンが出来上がっていました。

そして1年が経過し、ウィルスセキュリティの起動画面がマイナーチェンジしていることに気づきました。しかもありがたいことに、私の作業を遮らないのです。これまではメールソフトを立ち上げようとしても立ち上がらない、Firefoxも起動しない、何秒も待たされてようやく動き始めるといった具合でした。仕方ないのでPCを起動、ウィルスセキュリティをOFFにする、そのあとメールチェックという、そもそもウィルスセキュリティが邪魔者という状態だったわけです。

ところが今はPCが起動してすぐにこういうソフトをダブルクリックする一瞬で動作するようになりました。一体なぜ? まさか「ウィルスセキュリティが起動しているせいでPCの動作が重くなった。何のためのウィルス対策ソフトか」という私の過去記事を読んだソースネクストの社員さんが「これではマズい!」と奮起して仕様変更してくれたのか? いやそんな都合のいい話なんかあるはずない・・・。

何はともあれ、これでスペックが決して高いとはいえない私のPCでもサクサク動く環境が整いました。これはありがたいことです。

Windows10には最初からインストールされているWindows Defenderというものがあり、ウィルス対策とかファイアウォールとか、一応最低限の機能が実装されています。ただしこれらはあくまでも必要最低限のものと考え、念のためということでウィルス対策ソフトをインストールしておくべきでしょう。
ウィルスセキュリティは1,980円から購入でき、アップデート費用も発生しないので、選択肢に入れる価値はあると思います。