2022年7月よりNHKで放送されている『ラブライブ! スーパースター!!』の主要登場人物、澁谷かのんの家があるという設定になっているのが、原宿のブラームスの小径(こみち)。
初めて原宿の竹下通りを歩く人はまず気付かないでしょう。まさか竹下通りから横道へ入っただけでこんな異国情緒溢れる小さな通りがあるなんて・・・。
ぼっち@3_bocchi
はらじゅく。、 https://t.co/aQPttStGJA
2022/09/28 18:08:06
今ではインターネットで検索すれば何でも調べられる時代ですが、そういう便利なツールがない時代は人から教えてもらったりしてこのおしゃれな通りの存在を知ることになります。
しかし、なぜブラームスの小径なんていう名前なのでしょう?
じつはこの通りには、ドイツの作曲家、ヨハネス・ブラームスの胸像が建てられています。いまではレストランとして使われている洋風建築物の、当時のオーナーが、フランスの作家、フランソワーズ・サガンと親交があったことにちなみます。
サガンの代表作は『悲しみよこんにちは』。なんと18歳の処女作が大ヒットを記録。こうして彼女は女流作家として、文壇の旗手として一躍有名人となりました。
その彼女が残した、もうひとつの名作が『ブラームスはお好き』でした。題名は、作中で登場人物がコンサートへの誘い文句として「ブラームスはお好きですか?」と問いかけることに由来します。
「お好きですか?」なんて、いかにも「好きです」という返答を最初からほとんど期待していないような書き方ですが、重厚かつ晦渋な作品が多いブラームスですからさもありなんといったところでしょう。
この小径を原宿から東に進むとモーツァルト通りがあり、さらにまっすぐ進むと教会通りにつながっています。これもいずれも『ラブライブ! スーパースター!!』でも、Liella!の「What a Wonderful Dream!!」のMVでも登場する光景ですので、ただただ歩くだけでアニメの世界を追体験することができます。
『ラブライブ! スーパースター!!』は、原宿~表参道~青山界隈が舞台なだけに、とりあえず原宿駅で電車を降りて竹下通りを通り抜け、表参道方面へ向かって歩くだけで主だった聖地を巡礼することができます。とてもコンパクトにまとまっていて、レンタカーも何もいらないという親切設計!
そして聖地巡礼の途中に原宿ゲーマーズにも立ち寄りたいですね。ここのコミュニケーションノートには声優さんたちのメッセージもしっかり書き込まれているのでこちらも必見です。
このブログは「友だちいない研究所」と言いまして、そのブログを管理する私は当然ながら友だちがおらず、完全に陰キャですので原宿とか表参道にはほとんど縁がありませんでした。ところがあることをきっかけにポムポムプリンが好きになり、竹下通りのポムポムプリンカフェに(男一人で)通うようになり、さらに『ラブライブ! スーパースター!!』のおかげで原宿はやたらと立ち寄るスポットになりました。陰キャの行動パターンすら変えてしまうなんて、コンテンツの力ってすげーな!!

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