タクシーを捕まえようと思っても、うまく捕まえられないことはけっこうあります。そんなときにあると便利なのがタクシー配車アプリ。スマホひとつで簡単にタクシーを呼ぶことができます。なんて便利なんだ!

・・・と思いきや、自分が想像していたほど便利じゃない、いやそもそも役に立たないと知ったときのガッカリ感は半端ありません。


そもそもインストールできないタクシー配車アプリ

私のスマホはAndroidです。このスマホにタクシー配車アプリをダウンロードしようとしたところ、「お使いのデバイスはこのバージョンに対応していません」というメッセージが表示され、そもそも使用不可能でした。同じことが他のアプリでも発生。なんだ、使えないじゃないか・・・。

ようやく私のスマホでも使えるアプリを発見し、ダウンロード、インストール完了! これでタクシーが呼べるようになったよ!

・・・甘かったですね。呼べませんでした。私の住んでいる地域(多摩地方)ではサービス対象エリア外でした。何の意味もありませんでした。下手にダウンロードしたせいでギガが減っちゃいました。損しました。

仕方ないので近所のタクシー会社に電話して配車を依頼するとすんなり繋がりました。
なんだ、こっちの方が手っ取り早いじゃないか!!


アプリに過剰な期待は禁物

ネットの口コミを調べてみると、「すぐに来てくれた、助かった」のような評価もありますが、他方で「最初に居場所を指定する際に100~300mズレることがよくあります。それを訂正する方法がありません。自分の位置と違う所でタクシーが待っていると言う最悪の話しが普通に起きます」とか、「ドライバーの態度が悪い」とか、他にも別の客を間違って乗せたらしいとか、予約したのに家を出る直前に「配車不成立」というメールが来たとか、ユーザーの想像を大きく裏切る出来事が多発していることがうかがわれます。

・・・というか、賛否両論ならまだしもどちらかというとネガティブな投稿のほうが多い印象を受けました。
大きくまとめると、「依頼どおりに来てくれない」という苦情が目立ちます。これはアプリのユーザーインターフェイスの問題だとは思いますが、自分の居場所を指定する仕組みがかなり雑なのかもしれません。
タクシー会社に直接電話して配車をするときは、自宅の住所やマンション名、自分の名前を確実に伝達しますからそういうことはまず起こりえません。
しかしアプリの場合は「電話でのコミュニケーションなら確実に伝わっているはずのこと」を伝える仕組みが実装されていないため、こういうことが発生しているようです。

2022年時点で、アプリなどといってもしょせんその程度の完成度。下手にアプリを使うよりも昭和のやり方=電話のほうが確実な場面だってきっとあるはずです。

それに、雨の日なんてただでさえタクシーが捕まりにくいもの。アプリに過剰な期待をするのではなく、「車に乗れる(かもしれない)連絡手段の一つ」程度のものだと思っていたほうが気が楽になるでしょう。どうしても乗りたいのであれば前日に電話して予約。これが一番確実ですね。