カルパスとかドライソーといったいわゆるドライソーセージがスーパーやコンビニで売られています。
イオンにはイオンの、セブン-イレブンにはセブン-イレブンの、ローソンにはローソンのオリジナル商品が並んでおり、当然ながら味わいがそれぞれ違っています。
個人的には、ローソンのドライソーがビール、ハイボール、白・赤ワインのおつまみにかなり相性がいいと思います。
たった100円程度なのにここまで健闘してくれているのは大変ありがたいことです。
ローソンのドライソーはおつまみとして大活躍
これまでイオン、セブン-イレブン、ローソンと3社のカルパスまたはドライソーを食べたことがあります。
第3位はセブン-イレブン。コンビニ最大手ながらもカルパスはちょっと残念です。1本数百円程度のワイン、とくにパワフルな味わいのチリワインとの組み合わせなら違和感なく楽しめます。
でも1本1,000円を越えてくる価格帯のワインになると、「量産型です」という風情から少しずつ遠ざかり、それぞれの個性が現れてくる「こだわりの品です」という雰囲気が少しずつ漂いはじめてきます。
とくにフランスのワインはボルドーなりブルゴーニュなり、地方ごとの特色がはっきりと出てくるようになります。ボルドーの風格やブルゴーニュの気品にうっとりとなった人も多いでしょう。
こういうワインになってくると、「ただ飲めればいい」ではなくそれぞれの味わいと香りをしっかりと楽しみたいものですよね。
そういうワインにとって、油がたっぷり含まれたカルパスは「繊細な味わいを油でカモフラージュしてしまう厄介者」という位置づけになってしまいます。
私はこの悪のマリアージュをやってしまった結果、非常に不本意な一夜を過ごすことになり、翌朝も口の中に油の匂いが残っているような気がしてしばらく不機嫌でした・・・。
第2位はイオンのカルパス。
味付けには「プレーン」と「ピリ辛」があります。イオンとしては「2種類の味わいを用意しました! 喜んで下さい!!」とでも言いたいのでしょう。でも工夫が余計でした。そもそもプレーンもピリ辛もパッケージがそっくりなので、間違えてピリ辛を買ってしまうというミスをしがち。
このピリ辛というのが曲者で、ビールやハイボールならまだ相性は悪くはないものの、ワインにはまったく合いません。そりゃそうですよね、香りを楽しむのがワインの醍醐味。でもピリ辛の肉を舌に乗せてしまうと、赤ワインの香気などまあったく分からなくなります。致命的!
で、ローソンのカルパスが第1位です。
ビールやハイボールにピッタリ。ドライな感じが、特にアサヒビールの味わいと相性抜群。
となると辛口の白ワインにもよく合うでしょう。ドイツの甘口な白ワインには似つかわしくありませんが、しっかりと冷やしたシャルドネとか、NZのソーヴィニヨン・ブランとかのお供にぴったり。
赤ワインともなかなかいい組み合わせ。
一本数千円のワインともなればたしかに力量不足は否めませんが、1本2,000円位までなら十分口寂しさを補うくらいの活躍をしてくれます。
ドライソーはあくまでも1本100円程度なので過剰な期待は禁物ながらも、日常のお酒のお供にはコスパ抜群の良アイテムです。
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