私が前回小樽に足を運んだのは2009年。リーマン・ショックのあと、前の職場から今の職場に転職したとき、最後の有給消化で北海道を訪問しました。
それから13年経過してもう一度小樽にやって来ると・・・。
なんだ、この変貌ぶりは!?
運河とかガラスの街並というのはそのままに、小樽芸術村という聞き慣れない美術館群が立ち並んでいるのでした。これは古い建物をリノベーションしたもので、ステンドグラス、西洋美術、日本画、その他近現代の作品が収蔵されています。
なんと、これらの美術館を創設したのはニトリ!!
私は普段日課にしているヴァイオリンの練習を放棄して小樽にやってきました。
そこでまず目にしたのがこのステンドグラス美術館でした。ここには19世紀末~20世紀初頭に生産されたステンドグラスが多く収蔵されています。第二次世界大戦後、イギリスの社会が様変わりするなかで教会離れが進み、少なからぬ教会も取り壊しとなりました。その際に取り外されたステンドグラスのうちいくつかがここ小樽で展示されることになった・・・、というもの。フラッシュを焚かなければ撮影はOKでした。ありがたい。
次に訪れたのが西洋美術館。彫刻、ランプなどの調度品、アール・ヌーヴォーやアール・デコ様式の家具、マイセン磁器、古代ギリシャ、ローマの出土品などが展示されています。
さすがニトリ、家具の量販店だけに〇〇様式といった「当時のヨーロッパの家具はこのように並べられていた」のような展示がされているのがいかにもといった感があります。
この西洋美術館1Fの休憩・物販スペースは入場無料でだれでも休憩できます。ありがたいありがたい。ちなみに物販スペースは商品の並べ方・見せ方がもろにニトリ。まあ当然か。
旧三井銀行小樽支店では、白い大きな天井を使ったプロジェクション・マッピングを見ることができます。私が見たときは「四季の移ろい」をテーマにしたもの。じつはこの銀行ではかつて小林多喜二も働いていたことがあります。昔の銀行なだけに国会議事堂とかを思わせる重厚な建築様式。
この建物には今も分厚い鉄の扉で守られた金庫が残されています。同じメーカーの金庫は原爆の爆風にも耐えたということで、いったいどれだけ頑丈なんだ・・・。
しかしやはり一番の見どころはやはりニトリ美術館でしょう。
何しろ平山郁夫、横山大観、さらには千住博の「ウォーターフォール」まで! 日本画のコレクションがあるかと思えば意表を突いて岡本太郎の「坐ることを拒否する椅子」があります。そうかこれがあの有名な椅子か・・・。腰掛けられませんけどね。
ほかにもルオーあり、ルノワールあり、シャガールあり、葛飾北斎あり、藤田嗣治もあり!
藤田嗣治の「カフェにて」は、TV番組「開運なんでも鑑定団」で10億円の評価とされたもの。
お金がすべてではありませんが、そんなとんでもない絵画が目の前にあるなんて・・・。
実際にはディーラーから購入したり、NYやロンドンのオークションで落札したのでしょうし、そのときの価格が10億だったというわけではないでしょうけれども、いったいどれだけ資金が潤沢なんだニトリは、と思わざるを得ません。
・・・と、これらを訪問しているとそれだけで2時間くらいは軽くかかってしまいます。
見るだけでけっこう疲れるので、途中で昼食休憩などを挟むのがよいでしょう。
しかし小樽がこんなに様変わりしているなんて思わなかった。また来年も来ようかな・・・。
それから13年経過してもう一度小樽にやって来ると・・・。
なんだ、この変貌ぶりは!?
運河とかガラスの街並というのはそのままに、小樽芸術村という聞き慣れない美術館群が立ち並んでいるのでした。これは古い建物をリノベーションしたもので、ステンドグラス、西洋美術、日本画、その他近現代の作品が収蔵されています。
なんと、これらの美術館を創設したのはニトリ!!
この度、株式会社ニトリ(本社:札幌市北区 代表取締役社長:武田 政則 以下:ニトリ)は、2022年4月28日(木)に小樽芸術村として4館目になります「西洋美術館」をオープンする運びとなりました。「西洋美術館」は、小樽運河のほとりに位置する旧浪華倉庫を活用した大空間の中で、欧米のステンドグラスや、アールヌーヴォー・アールデコのガラス工芸品、家具などの西洋美術品をお楽しみいただける美術館です。ニトリは、これまで「ニトリ北海道応援基金」などを通じて、道内の教育・観光・文化活動を支援してまいりましたが、社会貢献活動の一環として本施設をオープンし、北海道のさらなる観光発展に寄与すると同時に、国内外の多くの方々が優れた文化・芸術に触れ、情操を育み、感動を共有できる場所にしてまいります。(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000108.000073913.htmlより)
偉いじゃないかニトリ! 下手に納税して政府が訳のわからん事業を始めるより、よほど生きたお金の使い方です!
ぼっち@3_bocchi
けふ ばょりん ひかん https://t.co/NmIMxQVNS6
2022/08/21 11:36:35
私は普段日課にしているヴァイオリンの練習を放棄して小樽にやってきました。
そこでまず目にしたのがこのステンドグラス美術館でした。ここには19世紀末~20世紀初頭に生産されたステンドグラスが多く収蔵されています。第二次世界大戦後、イギリスの社会が様変わりするなかで教会離れが進み、少なからぬ教会も取り壊しとなりました。その際に取り外されたステンドグラスのうちいくつかがここ小樽で展示されることになった・・・、というもの。フラッシュを焚かなければ撮影はOKでした。ありがたい。
ぼっち@3_bocchi
ぎりしぁ。、 https://t.co/EYMUV0T5Lf
2022/08/21 12:10:34
次に訪れたのが西洋美術館。彫刻、ランプなどの調度品、アール・ヌーヴォーやアール・デコ様式の家具、マイセン磁器、古代ギリシャ、ローマの出土品などが展示されています。
さすがニトリ、家具の量販店だけに〇〇様式といった「当時のヨーロッパの家具はこのように並べられていた」のような展示がされているのがいかにもといった感があります。
この西洋美術館1Fの休憩・物販スペースは入場無料でだれでも休憩できます。ありがたいありがたい。ちなみに物販スペースは商品の並べ方・見せ方がもろにニトリ。まあ当然か。
旧三井銀行小樽支店では、白い大きな天井を使ったプロジェクション・マッピングを見ることができます。私が見たときは「四季の移ろい」をテーマにしたもの。じつはこの銀行ではかつて小林多喜二も働いていたことがあります。昔の銀行なだけに国会議事堂とかを思わせる重厚な建築様式。
この建物には今も分厚い鉄の扉で守られた金庫が残されています。同じメーカーの金庫は原爆の爆風にも耐えたということで、いったいどれだけ頑丈なんだ・・・。
しかしやはり一番の見どころはやはりニトリ美術館でしょう。
何しろ平山郁夫、横山大観、さらには千住博の「ウォーターフォール」まで! 日本画のコレクションがあるかと思えば意表を突いて岡本太郎の「坐ることを拒否する椅子」があります。そうかこれがあの有名な椅子か・・・。腰掛けられませんけどね。
ほかにもルオーあり、ルノワールあり、シャガールあり、葛飾北斎あり、藤田嗣治もあり!
藤田嗣治の「カフェにて」は、TV番組「開運なんでも鑑定団」で10億円の評価とされたもの。
お金がすべてではありませんが、そんなとんでもない絵画が目の前にあるなんて・・・。
実際にはディーラーから購入したり、NYやロンドンのオークションで落札したのでしょうし、そのときの価格が10億だったというわけではないでしょうけれども、いったいどれだけ資金が潤沢なんだニトリは、と思わざるを得ません。
・・・と、これらを訪問しているとそれだけで2時間くらいは軽くかかってしまいます。
見るだけでけっこう疲れるので、途中で昼食休憩などを挟むのがよいでしょう。
しかし小樽がこんなに様変わりしているなんて思わなかった。また来年も来ようかな・・・。
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