2022年8月6日、7日の2日間にわたって新国立劇場で開催されるバレエ・アステラス2022は海外で活躍する日本人バレエダンサーが主に出演する興行で、今回で12回目となりました。

今年の何よりの見ものは英国ロイヤル・バレエの平野亮一さん、英国バーミンガム・ロイヤル・バレエの平田桃子さんによる『ロメオとジュリエット』(プロコフィエフ)よりバルコニーのパ・ド・ドゥでしょう。

今年はなぜか国内のバレエ団がこぞって『ロメオとジュリエット』を演目として取り上げているので、「何度目のロメジュリか?」ですがそれでも実力は間違いなしの平野さん、平田さんが踊る有名なシーンとあれば観ないという選択肢はないでしょう。

とはいえ当然ながら劇場内では録音録画は禁止されているのでこのブログ記事にも動画も画像も何一つありません。ただ観ていて、同じ作品、同じ振付であってもダンサーが異なるとちょっとしたしぐさも微妙な違いがあり、そういう些細なことの積み重ねでニュアンスが変ってくるのだ・・・と思いました。

平野さん、平田さんともにまだまだこれから長いキャリアが期待されるだけに、この日の「ロメジュリ」もあくまでも通過点であり、何度も何度もこの役を演じることで踊りに深い味わいが加わってくることは想像に難くありません。

この他印象的だったのが『Walk the Demon』。会場で配布されているパンフレットによると、
『Walk the Demon』は約30分間の作品で10名のダンサーによって踊られるが、今回は初演キャストでもあった、刈谷円香とるルカ=アンドレア・テッサリーニによるデュエット部分が披露される。ゲッケ特有の薄暗い舞台の上で、小刻みに分断されたような動きがハイスピードで展開され、その独特な世界観に圧倒される。
「小刻みに分断されたような動き」というとイメージしにくいですが、Perfumeみたいな感じの動くをしていたと言えば当たらずと言えども遠からずでしょう。ただダンスを言葉で表現するのは至難の業。これは劇場で実際に観ていただくしかないでしょう。

新国立劇場Webボックスオフィスによると、8月7日公演は「発売中 ~2022/8/7(日) 14:00」と表示されている(私はこの表示を8月6日21:45に確認しました)ので、公演直前までチケットは購入できるもようです。まあわざわざネットで買わなくても劇場窓口で当日券を買い求めることもできるでしょうけれど・・・。8月6日公演は座席は8割程度埋まっていたので、焦らなくても大丈夫だと思います。

舞台は本当に一期一会で、その瞬間以外には存在しないものです。もし気になるという方はぜひ足を運ぶべきだと思います。