特急あずさはいつの間にか全席指定席ということになっていました。
一応「座席を指定しない切符」というのも販売はされているものの、JRとしてはいかにも指定席券を買ってほしそうな空気感がしています。

座席を指定しない切符で乗車すると、席上のランプが赤色の場合、空席を意味しているので着席してOK。ランプが黄色になると、「もうすぐこの席を予約した人が乗車しますよ」というサインなので別の席へ移動しなければなりません。

ランプが緑色だと、「予約済みの席です」という意味なので、指定席券が発券されています。

というわけで「座席を指定しない切符」の場合、赤色ランプの席に座れます。赤って信号だと「停まれ」の意味ですから、なんだか座っちゃいけないような雰囲気ですが座ることができます。初見の人はビクビクしますよね。

混雑する時期は、必然的に赤色のランプを探し回ることになります。
で、ある日あなたは気づくでしょう。

「緑色ランプの座席、誰も座ってないじゃん。これ、別に俺が座っても良くね?」


特急あずさの緑ランプが点灯したけど誰も座らない

あずさの座席に一応説明が書かれており、通信状況や販売状況により切り替わるタイミングが異なる・・・、のような内容だったと思います。うろ覚えですが。

ということは、緑色なのに誰も座っていない理由は、

・発券または販売した。だが、その人はこのあずさに乗らなかった。
・または乗りたくても乗れない理由があった。
・通信がけっこういい加減

こういうことが想像できます。実際にあずさに乗ってみると、ランプが黄色になったのに誰も座らなかったり、黄色になってから2,3駅あとになってから初めて座席が埋まるということもあります。

このように、「緑色ランプが点灯したから、座席指定席券じゃない私は移動しなきゃ」と思っていても実際にはそうならないこともけっこうあるのです。

さらに、指定席券というのは弱点があります。基本的にその席に座らなければならないということです。他の座席がスカスカなのに、なぜか私の隣におっさんが座っていたら嫌ですよね。少なくとも私は嫌です。こういうとき、私はたとえ指定席券であっても人が近くにいるのは嫌なので、あえて別の空席に移動しがちです。でも駅の端末で「一番空席が多い車両です」というサジェストに従って購入したのに、なんでこうなるの!?

話を戻します。あずさのランプが黄色や緑だからといって、本当に誰かが座ってくるかどうかというのは結局のところ、事前には分からないこともあるのです。現に、私も2022年7月31日(日)に岡谷から立川まで乗車しました。そのときは私の1つ前の座席ランプが上諏訪で黄色になりましたが、立川まで誰も着席しませんでした。こればかりは本当に謎です。