私のブログはアドセンス広告を導入しています。Googleが配信する広告をブログの空きスペースに表示させて、興味を持ってクリックしてくれたら私が数十円程度儲かるという仕組みです。こんなこと、ブログを運営してる人ならみんな知ってますよね。

そのアドセンスから、こんなメールが届きました。
ビジネスの成長に役立つヒント

このメールでご紹介する最適化のヒントを参考に、AdSense の収益ポテンシャルを向上させましょう

お客様のアカウントはまだ十分に最適化されていないようです。以下の各最適化案をクリックして、それぞれの導入方法に関する詳しい情報をご覧ください。

全画面広告を有効にして収益性の向上につなげましょう

自動広告の設定で全面広告が有効になっていないようです。全画面広告をご利用いただくと、平均 20% の収益増加が期待できます。

私はこれを見て「嫌だな」と感じてしまいました。だから全面広告は導入しないことにしました。
なぜって、全面広告ってうざいんですもの。しかも、ものすごく。ある記事を読んで、別の記事を読もうと思ってクリックすると突如表示されてしまうアレ、迷惑としか言いようがありません。

「全画面広告をご利用いただくと、平均 20% の収益増加が期待できます」。これ、本当でしょうか?
わざわざ20%という数値を出してくるあたり、きちんとしたデータがあってそういうことを言っているのでしょうけれども、ウェブサイトの広告が好きだという人はまずいません。一時的に収益が増えたところで、長期的には「広告だらけのうざいサイト」と思われて見放されてしまうのではないでしょうか。

そもそもネットの広告というのは基本的に邪魔なものです。
私なんか、電車で移動中に無料アプリで衛生管理者の試験勉強をしていると、突然出会い系の動画広告が音声付きで流れて恥ずかしい思いをしたことがあります。
そういえばタブレット端末のFile Commanderとかいうアプリも、フォルダの中のデータを閲覧しようとすると謎に広告が表示されて嫌な思いをすることがあります。
これらは無料であるがゆえの代償だと思いますが、もうちょっとユーザーに反感を持たれない工夫ができないものでしょうか。

このように、パソコンやタブレット端末を使っていて出くわす「広告」で、いい思いをしたことは滅多にありません。たまーに自分が欲しいと思っていた情報を偶然広告で知るということもありますが・・・、せいぜい年に1回程度。これを視界に入ってくる広告の数で割ると・・・、有益だと思った率はたぶん0.01%くらいです。つまり少なくとも私にとって広告というのはそれほどまでに無意味なものなのです。

それにしても、こういう余計な広告であっても、企業はGoogleにお金を払って配信しています。その宣伝費が商品価格に上乗せされてしまうわけですから、困ったものです。

ただ一方では、全面広告を導入するウェブサイトも世の中には無数にあります。
全面広告はうざいと思っているユーザーが一定数いるということを承知したうえでこんなものを見せてくるのですか、と一度問い詰めてみたいと思いました(誰を?)。そういう方法で収益アップを目指すのではなく、良質のコンテンツを提供することでサイトのリピーターになってもらうほうが長期的にはよほど得策だと思うのですが、アドセンスとしては私とは違った考え方なのでしょうかね・・・?