長寿番組「サザエさん」は知らない人はいないでしょう。東京の世田谷区を舞台に、昭和的風景が広がるあの漫画にはどことなく懐かしさが漂います。なにしろ3世代同居の家庭なんていまではほとんど絶滅してしまいましたからね・・・。

中川淳一郎さんの新著『よくも言ってくれたよな』を読んでいると、この「サザエさん」にまつわる驚愕の事実が明かされていました。それは・・・。


「サザエさん」がエッチでイタリアで放送できない!!

日本では普通の言葉なのに、外国語では別の意味になってしまうことはよくあります。
トヨタのヴィッツは英語のスラングで、小さな男性器、を意味する「Bits(ビッツ)」に聞こえてしまうので、ヤリスに改められたというのはわりと有名な話。

近畿大学も同様です。
近畿大学(大阪府東大阪市)が、これまで「KINKI UNIVERSITY」としていた英語表記を2016年4月から「KINDAI UNIVERSITY」に変更すると発表した。「KINKI」を英語で発音した場合、「『KINKY』(風変わり)と聞こえる場合がある」として、以前から変更を検討していたという。

   ところでこの「KINKY(キンキー)」という英単語、知らないという人も多いのではないだろうか。日本ではあまり聞きなれないものだが、どうやら英語圏の人々にはかなりの「エッチな用語」として認識されているようだ

試しに複数の辞書で「KINKY」と引いてみると、近大の説明する「風変わりな」との意味に加え、「(性的に)異常な、変態の」「性的に倒錯した」といった説明が見つかる。

(https://www.j-cast.com/2014/05/21205368.html?p=allより)
このほか、カルピスを英語で発音するとカウピス(牛のおしっこ)に聞こえてしまうので不評だったとか、キッコーマンがバットマンとかスーパーマンを連想させるので好感度が上がったとか、こんな話は枚挙に暇がありません。

「サザエさん」がイタリアで放送されない理由も似たようなものでした。
大学時代に友人が「イタリアで『サザエさん』をオンエアできない理由は、陰茎のことを『カッツオ』と呼ぶからである」

(『よくも言ってくれたよな』より)
え? そうなの? そうなると俄然興味がムクムクと沸き起こるので、私は自宅にあるプリーモ伊和辞典を調べてみることに。

すると、

cazzo[カッツオ] (名)(男)①陰茎、ペニス. ②(間投詞的に)ちくしょう、くそ: Che cazzo! こんちくしょう!

本当でした!!

この辞書は5,000円もしましたが、こんな用途でしか用いられていません。

とりあえずカッツオにエッチな意味があることは判明しましたが、中川淳一郎さんが指摘したとおり何もキャラクターの名前はカツオじゃなくてジョバンニとかアレッサンドロとかに変えてもOKなはず。したがって「陰茎のことを『カッツオ』と呼ぶ」のは正しいですが、これが理由でイタリアで「サザエさん」が放送されないのかどうかまではわかりませんでした。まあ、わからなくていいや・・・。