記事タイトルのとおり、みなとみらいに2020年にオープンしたぴあアリーナMMのシート幅が狭くて苦痛です!! 私はこれまで東京、横浜の色々なホール・アリーナを訪れたことがありますが、ここは自分史上最低ランクつまり「苦痛」とも言える狭さでした。

え、お前がデブなだけ? いえ、私は男で身長156cm、体重48kgと明らかに小柄です。その私ですら狭いと感じるくらいですから、大柄な人はもっと狭いと感じているはず。それで2時間、3時間と狭い座席に押し込められてしまうなんて、もう地獄ではないでしょうか。


ぴあアリーナMMのシートはどれくらい狭いのか?

横幅が狭いだけではなく、前後も体感的には一番狭かった印象があります。
サントリーホールやNHKホールなら人が着席していてもなんとかその前を通り抜けて自分の席にたどり着くことができます。東京ドームや横浜スタジアム、代々木第一体育館ならちょっとムリ。ということは一応"音楽"アリーナということになっているものの、「音楽を鑑賞するうえでの快適さ」はあまり意識されていないことがうかがわれます。

気になる座席は、数時間にわたるイベントを快適に楽しめるようにと、座面、背面ともにクッションシートとなっているのがうれしく、ありがたい! アリーナ席・スタンド席ともに「イベントの演出を引き立たせるために」と、すべて黒で統一されていました。

跳ね上げ式の肘掛けにはカップホルダーが付いていて、基本的には自由に飲食可。この肘掛けがあることにより、座席間にも余裕が生まれます。また、前の座席とのスペースにもゆとりがあり、出入りのストレスも軽減されそうです。

(https://www.oricon.co.jp/news/2166982/full/)
オリコン記事「「ぴあアリーナMM」内覧会に行ってきた 気になる座席をチェック 」からの引用は上記のとおりですが、あくまでも内覧会・・・、つまりお客さんがぎっしり入って、荷物をその辺に置いている状態ではないときの様子を書きとめたものですので、現実とはかなり乖離があります。

ぴあアリーナMMのシートを納入したのはコトブキシーティングという企業で、こちらの「納入実績」によると「VISION」というモデル名のようです。一人分の座席幅は420mm。けっこうきつい。東海道新幹線の座席は440mmですから、20mmも狭いです。JAL国内線の場合は普通席で440mm、クラスJで470mm、ファーストクラスで530mm。

コトブキシーティングはサントリーホールにも椅子の納入実績がありました。
どのタイプの椅子かは明確に書かれていませんでしたが、たとえば「コンチェルト」というモデルなら横幅500mm。そりゃ快適に決まってますわ。

ちなみに座席が窮屈だという声も聞かれる横浜スタジアムの場合、
座席は一体型で肘掛けなし。座面サイズは横40センチメートルに縦32センチメートル。横はほぼ平均水準だが、前後の幅がたった73センチメートルしかない。これは12球団中最も狭い。80センチメートルでほぼ標準なので、かなりの狭さだ。だから座面の縦が32センチメートルしかとれないのだろう。通路から離れた奥の席の人が通路に出るには、通路に至る席の人全員が立って通路に出ないと出られない。この球場は土地柄か、神宮に次いで大柄な白人観戦客が多く、この小さな座席に無理矢理座っている姿は見ていて気の毒なくらいだ。

(https://toyokeizai.net/articles/-/48561?page=3より)

私がぴあアリーナMMを訪れて「狭い」と感じたのは、要するに座席がこの横浜スタジアムに近い仕様だったからに他なりません。

これが黙って見ているだけならまだ分かります(新幹線も飛行機も黙って座っているだけでも疲れるが)。が、ライブの場合はペンライトやうちわを振ったり、アーティストの曲に応じてフリを行ったりと、前後左右に腕や体そのものを動かすことがあります。これはさすがにムリがあります。

私がこの会場を訪れたときはまだ新型コロナウイルス感染症対策の一環で着席鑑賞、声援は禁止でしたが、それでも「狭い。辛い。まともに音楽を鑑賞する必要最低限の環境ですらない」という感想を持ちました。人をぎっしり入れなければ採算が合わないというのは想像がつきますが、ただ疲れて帰るだけなら何のためのライブなのかわかりません。

今後リニューアルされることがあれば(軽く10年後だと思うが)、座席幅はぜひ一考頂きたいと思いました。


追記:神奈川県の条例を調べてみたら、ぴあアリーナMMの座席幅は基準ギリギリでした。そりゃ狭いわ。「条例をクリアしてるからOK」ではなく、条例はあくまでも最低限守るべき基準を定めたものであって、これを上回るように工夫をこらすことが大事だと思うのですが・・・。じゃないとお客さんに最低限の環境で音楽を聴けってことになりますから。




*この記事は、2022年5月28日(土)「MTV Unplugged Presents: LoveLive! Superstar!! Liella!」Day2に参加したときの感想とともに、調べた事実をそのまま書きました。