私はあまり気にしていないのですが電気代、ガス代が高くなったと感じている方もきっと多いでしょう。

ある時家の郵便受けがカタンと音を立てました。
なんだろうと覗いてみると「ガス料金改定のお知らせ」。

「これこれの理由でガス料金を何月何日から改定いたします。これからもお客様の満足度向上のため頑張って参ります」。

「お客様満足度向上のため」。なんだ俺のために値上げしてくれるのか。だったらしゃーないな。










・・・そんなばかな!!


ガス代が高くなった2022。料金さらに値上げ。安くなる気配がない

私の自宅はプロパンガスを使っています。このプロパンガスというのが曲者で、ガス会社が価格を自由に設定できるので、謎に高い値段を払わされたり、逆に他の会社よりも安く抑えることができていたりします。でもそんなこと普段は気にしませんよね。私も気にしませんでした。

しかし、日本LPガス協会が公表しているデータによると、

CIF

これはあくまでも消費者つまり私たちのところに提供される以前の流通段階の価格推移ですが、2020年初頭から2022年2月までで価格はほぼ2倍に。

そして2022年2月以降、ロシアのウクライナ侵攻。主要国はただちに経済制裁を行い各国がロシアからの化石燃料輸入を止めることに。とはいえガス需要というのは常に一定量あるため、ロシアから輸入していたガスを代わりに中東から輸入するといったようなことが考えられ、当然ながらガス獲得競争が激しくなり、そのことはもちろん価格に織り込まれることになります。

さらに急速に進んだ円安も輸出企業は潤うかもしれませんが私たちには重荷になります。
これまで1ドルの商品を100円出せば買えていたのに、これからは130円払わなければ手に入らないわけですから、「3割貧しくなった」のとほぼ同じですね。豚の餌からガソリンまで、生活を支えているありとあらゆる品物を輸入に頼る日本にとってこれは致命的! しかもニッセイ基礎研究所の2022年5月6日付発表によると

今後も円安トレンドが続く可能性は高い。まず、今後も日本・円サイドで円買い材料が現れそうにないためだ。日銀は4月の決定会合で連続指し値オペの毎営業日実施を決定し、少なくとも黒田総裁任期中に緩和縮小へ転じる可能性が低いことが浮き彫りになった。また、実需面での円安材料となっている日本の貿易赤字も当面解消が見込みない。制裁を受けるロシアの生産減によって原油の需給はタイトな状況が続き、原油価格が高止まりすると予想されるためだ。

(https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=71039?site=nliより)

要するに「ガス代はこれからも高いままですよ」ってことですね。なんとも希望がない。いや希望がないのは日本の未来すべてか。だったらしゃーないな。









・・・って勘弁してくれよ!!



調べてみたら、ガス代を安くする方法もあった

これは私も知りませんでした。でもガス代は安くできるようです。
要するに会社ごとに値段が決まってるのであれば、スマホみたいに乗り換えすればいいわけです。
スマホって簡単に乗り換えられるのに、ガスを乗り換えないのは単に「慣れ」の問題でしょうか。

何年か前にきゃりーぱみゅぱみゅが「のりことのりお」という曲を発表しており、「のりのりのりかえる のりのりのりのりよ のりこ のりお」と聴く人をマインドコントロールするような歌詞でauへの乗り換えをプロモーションしていましたがこういう露骨な宣伝合戦が勃発しないのはガス業界がまだ平和な世界なのでしょうか(もろにウクライナの戦争に影響されてますが)。

一応私なりに調べてみたところ下記の「ガス屋の窓口」というのが有名どころのようです。
じつはガス会社変更は一切無料で、乗り換え手続は代行してくれるのでラク。スマホみたいに2年縛りとかいう決まりごとはない模様。うーん、見れば見るほどガス業界ってスマホみたいにギスギスしていない・・・。

だったらいいじゃん、これいいじゃん。俺、のりことのりおみたいに乗り換えよっと。




・・・だめでした。

この「ガス屋の窓口」は賃貸じゃなくて戸建が前提でした。そりゃそうですよね。「俺の部屋だけガス会社変えるわ」なんて無理に決まってますよね。だったらしゃーないな。