あるとき自転車のチェーンが外れたので、修理に出そうと思ったものの「この自転車はもう7年も乗ってるし、買い替え時だろう」とホームセンターでママチャリの値段を見ていると・・・。

一番安いモデルで14,600円!! 最近のママチャリってこんなに高いのか!?

私が一人暮らしを始めた頃、ママチャリは1万円前後で売られているものでした。

それが20年後には1.5倍になっているなんて・・・。

考えても見てください。20年前、缶コーヒーは110円。今は130円です。納豆は昔も今も3パックで実売70円程度。トイレットペーパーも12ロールで298円から価格はほとんど動いていません。
CDは1枚3,000円。身近な製品で、ここまで価格が高騰しているのってあまり見ません。

というわけで私は買い替えを断念しておとなしくチェーン交換だけ2,800円で済ませました。
こうなったら2030年には一体いくらになっているのか・・・。
自転車の価格が上がっている。原因は円安と中国の人件費高だ。実は、国内で販売されている自転車はほとんどが輸入品。2014年の場合、国内供給に占める輸入品のシェアは89%にも上る。そのほぼ全量が中国で造られた製品だ。

軽快車(いわゆるママチャリ)の輸入単価は2012年には年平均で7246円だった。が、2013年は8684円、2014年は9511円と年を追って上昇している。
(https://toyokeizai.net/articles/-/63190より)
上記は週刊東洋経済のネット記事からの引用になります。

理由は、自転車の生産拠点である中国の人件費上昇とアベノミクスによる円安でした。

2022年になってからますます円安が進んでいることから、この流れは是正されることはないでしょう。
ばかりか、そもそも他の世界の国々の経済成長のスピードと比べると、日本が明らかに停滞していますね。ということは日本が相対的に豊かさを失い、徐々に貧しくなっているということです。

つまり、「あのとき14,600円で買えていた品質の自転車を、今は18,000円出さなきゃ買えない」未来はそう遠くないでしょう。
現に「あのとき1万円で買えていた品質の自転車を、2022年には14,600円出さなきゃ買えない」という現実になっているわけですから。


輸入品が高くなるのは当たり前。自己防衛するしかない

日本は石油・天然ガスのほか、食料に至るまで生活に必要な資源・素材、その他ありとあらゆるものを輸入に頼っています。が、日本経済新聞記事「円の実力低下、50年前並みに 購買力弱まり輸入に逆風」(2022年1月21日記事)によると

円の総合的な実力が約50年ぶりの低水準に迫ってきた。国際決済銀行(BIS)が20日発表した2021年12月の実質実効為替レート(10年=100)は68.07と1972年並みの水準となった。日銀は円安は経済成長率を押し上げると主張するが、実質実効レートの低下は円安と物価低迷が相まって円の対外的な購買力が下がっていることを示す。消費者の負担感は増すことになる。
これが日本経済の現在地です。資産を日本円で持っていると、銀行口座にあるのは同じ「100万円」でも「100万円で買える商品」の量が年々少なくなるということ。(海外旅行に数年おきに行く方は、肌感覚として分かるお話のはず。)

私は金融資産を円建て普通預金だけではなく、投資信託やソーシャルレンディング、仮想通貨や外貨、金などに分散して保有するようにしています。投資信託を通じて間接的にアップルやGEの株式を保有したり、古代から「富」の象徴である金を資産として持っていることは、リスク管理として有意義でしょう。

それにしてもママチャリからこんなに日本経済の弱体を実感するとは思いもしませんでした。