私はここ5年ほどまったく風邪をひいていません。インフルエンザも、たぶん子供のころにかかっているはずですが、少なくとも中学生以降はインフルエンザだと診断されたことは一度もありません。こいつはラッキー。

それでも2010年の正月、実家に帰省したとたんに風邪をひいて熱がでたということがありました。
そのときの経験を元に書いたのが「風邪論」というしょうもないメモです。
が、けっこうわりとまともなことが書かれていて、ニヤリとさせられます。

「風邪論」には、風邪をひく理由としてつぎのようなことを記載していました。

 1) 体が冷える
 人間の体温は36度前後で安定しているから、あまりに寒い場所に自分がいる場合、体温を保とうとしてエネルギーを使用する。結局そのことが、自分では気づかぬうちに体力を消耗することになり、ウイルスに付け入る隙を与えてしまうことになるのである。自分の経験から言えば、体を冷やさないことが一番の予防であるように思われる。
 ちなみに普段の自分の平熱をチェックしておくと、体調を崩したときにすぐ分かるらしい。
 
 2) 気が緩む
 実家に帰って熱を出すのは私に限った話ではなく、職場の人や私の友人を含めよく聞く話である。気が緩めば当然風邪はもちろんのこと、それ以外の病気にもかかりやすくなるというものである。
 
 3) 過度の緊張
 適度な緊張は歓迎すべきであろうが、緊張しすぎた場合体に悪いのは当然である。
 
 4) 疲労の蓄積
 これまた当然である。疲労が蓄積されればウイルスと戦う体力も残っていない訳であるから、熱を出して倒れることになる。
 
 5) 他人にうつされる
もし自分がウイルスを抱えていない場合であっても、駅やレストランなど人の集まる場所で他人にうつされる場合もありうる。自分の経験から言えば、うつされたときに「あ、やばいな」となんとなく分かるものである。

・・・だそうです。当時の自分の個人的見解を書き連ねたわりにはまともなことを言っています。
面白いのが、「1) 体が冷える」。これはあくまでも経験則を書いたにすぎません。が、

免疫細胞が正常に働ける体温は36.5℃。そこから体温が1℃上がると最大5倍~6倍も免疫力が上がり、逆に1℃下がると免疫力が30%下がるといわれています。

(https://www.macrophi.co.jp/special/1996/より)
たしかに人間というのは恒温動物であり、トカゲのように冬眠をしない代わりに体温を一定に保つことで生存のための体内機能を維持するもの。しかし人間はベストパフォーマンスを発揮できる体温の幅というものがきわめて狭く、36度から少し上がっても下がっても調子が狂ってしまうものです。
その観点からも、体温が1℃下がると免疫力が30%下がるというのは的を射ているでしょうし、雪が積もった日に外を歩いたら喉に違和感を感じるようになったというのはつまり免疫力が下がったので何らかのウイルスの活動を防ぎきれず体調を崩したということなのでしょう。

ちなみに私は風邪の兆しかも? と思ったときは入浴して熱いシャワーを喉に直撃させるようにしています。効果があるのかないのか・・・、ともかく5年間風邪をひいてゲホゲホ、ということは一度もありません・・・。

あとはヴェポラップを喉にぬりたくってみたりですかね。これもどこまで効果があるのかわかりませんが・・・。