寒い日はどうしても外出がおっくうになります。で結局、家で音楽を聴いたりするというライフスタイルになりがち。

せっかくだからあたたかみのある音楽を聴きたい・・・、という気分になったときはチェロの音色がぴったりなのです。


例えばエルガーの「愛の挨拶」。




1888年にキャロライン・アリス・ロバーツとの婚約記念に贈った曲で、気品にあふれた名曲です。ホテルやデパート、空港などで、一度は必ず耳にしたことがあるでしょう。


サン・サーンス「白鳥」



もともとはサン・サーンスの組曲『動物の謝肉祭』からの1曲。組曲のなかで一番有名な作品です。
『動物の謝肉祭』はプロコフィエフの『ピーターと狼』とならんで子供向けの管弦楽曲ということになっていますが・・・、残念ながらこの曲をきっかけに音楽家を目指すようになったという人は見たことがありません。

フォーレ「エレジー」



そのサン・サーンスの弟子だったのがフォーレ。『レクイエム』を始めとする作品群は清楚な雰囲気に溢れています。数分程度の長さでありながらフォーレの魅力が語り尽くされている「エレジー」は秋~冬にかけての物悲しい雰囲気にぴったりです。

お店に行けばチェロ名曲集のようなCDは山ほど売られているので、選択に困る方もいらっしゃるでしょう。そこでとりあえず私が持っているCDを下に貼り付けておきます。ヴァイオリンといいチェロといい、その人のフレージングや音程といった微妙な感性の組み合わせで曲の雰囲気というのはガラリと変わってしまいます。私が持っているのはオーフラ・ハーノイというカナダ人のチェロ奏者のCDですが、安心して心を委ねられる優れた1枚です。もちろん、この記事で紹介した3曲も収録されています。

これらの曲を聴いて、「もっとチェロの音色に浸りたい!」という気持ちになったときは、とりあえずピエール・フルニエという奏者の録音を買い求めるのが吉でしょう。「貴公子」と讃えられた彼の音色はどこをとっても「クラシック」という言葉に込められたイメージを裏切りません。