2022年2月7日日本経済新聞記事「「コロナ鎖国」で日本離れ シーメンス、投資保留」。
日本の新型コロナウイルス対策の厳しい水際規制が企業活動に影響している。独シーメンスは日本への投資判断を保留し、独ボッシュも新製品を生産できずにいる。日本は2021年1~10月の海外からのビジネス客流入が前年比9割減と減少幅が拡大し、足元も落ち込みが続く。米国が6割減と減少幅が大幅縮小したのと対照的だ。「鎖国」状態が続けば、人材やマネーの日本離れが一段と進みかねない。

「進みかねない」と優しい書き方ですが、進むに決まってるじゃないか!!

オミクロン株の市中蔓延はもはや水際対策の継続を無意味にしました。
しかし政府は鎖国を希望する国民多数派の声に耳を方向け、今もこの対策を続行中です。

この記事に識者の一人である蛯原健氏は「日本はグローバルゲームから下りた内需国家として今後生きていくのだろう」とコメント。
現に就労を希望する外国人が入国を断念して別の国へ行ってしまうという動きがあると上記記事に書かれていました。

島国根性によって閉ざされた国を目指す日本。1990年にはアメリカにも警戒されていたこの国は、その後20年ほどで一気に存在感を失い、いまや見る影もありません。

そして2022年には自らの意志で選び取った鎖国により、ますます世界の人々から見放されています。
良かったですね!

起きていることはすべて正しい

このブログは「友だちいない研究所」といいます。
つまり管理人である私には友だちがいません。そんなぼっちで陰キャな生活を極めようと思って始めました。

私はべつに友だちが欲しいわけではなく、「友だちがいないほうが幸せだ」と感じるタイプの人間なので、これを悔しいとか悲しいと思ったことは1日もありません。むしろ人付き合いがゼロなので、浮いた時間で自分が本当にやりたいと思っているヴァイオリンの練習とジョギングに集中できて幸せなのです。
自分で選んだ「友だちいない」という生活。世の中には原因と結果があります。「友だちが欲しくない性格」という原因があるので、「友だちいない」という結果があります。つまり起きていることには何かしら原因があるので、これはこれで正しいのです。

WHOは、
世界保健機関(WHO)は19日、新型コロナウイルスの専門家による13日の緊急委員会の結果を公表した。同委員会は新型コロナに関わる渡航規制を撤廃するか緩めるよう加盟国に勧告した。実施する価値がなく、経済的・社会的な負担を各国に強いるためだとしている。

(https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR2001I0Q2A120C2000000/より)
日本政府の対応として、
木原誠二官房副長官は20日の記者会見で「引き続き2月末まで現在の水際対策の骨格を維持する」と説明した。新型コロナウイルス対策で外国人の新規入国の原則停止を継続する。世界保健機関(WHO)緊急委員会が各国に渡航規制の撤廃や緩和を求める勧告を出したことについて答えた。

(https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA2034S0Q2A120C2000000/より)

なお、世界人権宣言には
第十三条
1 すべて人は、各国の境界内において自由に移転及び居住する権利を有する。
2 すべて人は、自国その他いずれの国をも立ち去り、及び自国に帰る権利を有する。
とあります。
各都道府県での新型コロナウイルスによる死者の数は毎日数名程度。日本では毎年138万人ほどが何らかの理由で命を落としていることを考えると、この感染症の被害が世界人権宣言の価値を無効化してしまうほどの脅威ではありません。(とくに欧米各国の死者と比較するとなおさら日本の被害の軽さが際立ちます。)

外国人の目から見て、日本政府の方針は理解しがたいでしょうし、この国に魅力を感じなくなるでしょう。世界経済の潮流からますます取り残され、先進国からも脱落する道を選んだ日本。これからますます「格差」や「貧困」がよく聞かれるキーワードになることでしょう。

私はとくに同情しません。私に友だちがいないのと同じく、自ら選んだことなのですから。