ヴァイオリンを弾くためには弓というものが不可欠です。
ところがストラデヴァリウスとかグァルネリのような銘器は何億円という価格で取引されるので注目されがちなものの、弓というのはあまり日の目を見ないもの。

「ヴァイオリン弓、ロンドンのオークションで10万ポンドで落札!」なんていうニュース記事、きっと誰も読んだことがないでしょう。
しかし弓がなければ当然ヴァイオリンを弾くことができません。大体ヴァイオリン本体価格の半分~1/3くらいの予算で買ってくるのが一般的なところでしょう。

演奏前には弓の毛に松脂を塗ります。当然、弓の木材の部分にも松脂が付着してしまい、いつの間にか白く汚れてきてしまいます。こうなると見た目的に問題があるだけではなく、こびりついた松脂が木材の共鳴に悪影響を及ぼしかねません。

というわけで「磨く」のはとても大切です。

弦楽器用クリーナー・ポリッシュは手元に一つ欲しい


私はこういうものを家に置いています。


名前から分かるように、磨くためのもの。
パッケージにはこう書かれています。
「天然由来成分【オレンジエキス】の洗浄能力が、松脂などの汚れ落としに高い効果を発揮します。また、塗面に艶を与えるとともに抗菌、消臭効果も併せ持つ万能クリーナーです。」

言われてみれば当たり前な話ながら、ヴァイオリンは顎と肩で挟んだり、手で持ったりする楽器です。必然的に手垢というものが付いてきて、だんだんと汚れが蓄積します。

特に男性の場合は放置しておくと「おっさん臭い」ヴァイオリンが出来上がってしまいます。ヴァイオリンといえば本来なら高級感あるものなのに、おっさん臭いだけで悪いイメージに反転してしまいます。最悪じゃありませんか。

他方でちゃんと清潔感を維持できていれば練習のモチベーションアップにも繋がりますし、そういう楽器を持っているあなたへのイメージも良くなります。ましてやこの製品はオレンジエキス配合。いい匂いまですれば文句はないでしょう!

大事なことですが、弓や楽器本体を拭くときは、弦を拭く布とは別の柔らかい布を使うこと。弦を拭く布を別の目的に使うと、松脂がいろんなところに付着してしまって汚れが拡散してしまうだけです・・・。めんどくさくてけっこうやってしまいがちなんですけどね。

自身が大ヴァイオリニストであり、また名教師でもあった江藤俊哉さんは弟子に「部屋を汚くしていると、音も汚くなりますよ」と忠告することもあったとか(雑誌『サラサーテ』2016年6月号より)。その意味するところは、雑なパーソナリティの人からは雑な音楽しか出てきませんよということでしょうか。であればやはり楽器を常にクリーンな状態にキープしておくことは大切なようですね。