秋葉原UDXといえば本当に秋葉原駅目の前。雨が降っていてもほとんど濡れずにたどり着けます。

秋葉原といえば戦後は家電の街として栄え、やがてはパソコン販売のメッカとなり、そのあとはアニメやアイドルを主軸にしたサブカルチャーの拠点となり、外国人観光客が押し寄せます。
しかし2020年からは新型コロナウイルス感染症のため外国からの訪問者はパタリと途絶えます。

2021年には一部のビルが本当にがらんどうになってしまうという有様。

こうして街の姿というのは時代の流れに合わせて移り変わってゆくのでしょうか。いえ、変ってゆかなければただただ地盤沈下して存在感を失ってゆくしかないのでしょう。日本という国家がその典型例・・・、げほげほっ!!

この秋葉原に、期間限定とはいってもマイメロディのコラボカフェができるというのはなにかの変化の兆しでしょうか。

秋葉原駅(東京都)からすぐ!
秋葉原UDX 2Fに「My Melody Cafe in Akihabara」が1月28日(金)に期間限定OPEN☆
マイメロディがみんなに喜んでもらうために一生懸命考えた、かわいいメニューをたくさんご用意♪
フォトスペースや、オリジナルグッズの販売もあるよ!
さらに、コラボメニューのドリンクをご注文の方には、オリジナルコースターのプレゼントも♡
コラボカフェは4月30日(土)まで開催!

※店頭でのオリジナルグッズの販売は2月11日(金・祝)からとなります。ネットショップでは予約受付中です。

(https://www.sanrio.co.jp/news/mx-mymelodycafe-20220126/より)
じつはマイメロディには「マイメロセラピー」というラジオ番組があります。




サンリオ担当者はこう語っています。

「不安なとき、寂しいとき、うれしいことがあって誰かに話したいとき、良いときも悪いときもすぐそこにいて、どんな時も心に寄り添える存在になっていきたいと思っています。マイメロディは「メロディは、いつもおともだちのみんなといっしょにいるよ♪」と言っています。
(https://www.walkerplus.com/trend/matome/article/227387/より)
こういう雰囲気のキャラクターは、パソコンやアニメやアイドルといったカルチャーとはやや異質です。
というのは、パソコンしかりアニメしかり、アイドルしかり、どちらかといえば一人で楽しむという性格が色濃く、こういうものを好む人がオタクと呼ばれるなど、閉鎖的な雰囲気があります。

他方でサンリオはギフトの会社であり、「スモールギフト・ビッグスマイル」を社是としており、他者とのコミュニケーションがあることを前提としています。

このように閉ざされているか、開かれているかでもまるで正反対であるうえに、これまでの秋葉原は明らかに10代~30代男性の姿が目立ちました。サンリオ好きの男性というのは極めて少数派です(私は男ですが、サンリオの株主になるくらいポムポムプリンが好きです)。他方でサンリオとくにマイメロディのファンといえば圧倒的に女性。

そもそもキャラクターカフェといえどもビジネスである以上、集客が見込めなければ出店しないはずです。にもかかわらず男性の姿が多い秋葉原にマイメロディのコラボカフェが期間限定とはいえ店を構えるということは、秋葉原の人の流れも変わりつつあるのでしょうか。
(注:例えば「冬の秋葉原電気街まつり2019」の訪問者調査によると、来場者89.9%が男性。)

そういえば私ももう1年以上秋葉原に足を運んでいません。
コロナという猛烈な嵐を乗り越えた秋葉原はどのようになっているのか・・・、まさか廃墟ということはないでしょうけれども、マイメロディのコラボカフェを(友だちいないので)一人で訪問がてら、様子を見に行きたいと思います。