「うつは甘え」。これは誤りだとされています。私も間違いだと思っていました。精神疾患は見かけ上ではわからないことも多く、だからこそ普通の病気や怪我とは違った注意が求められています。
ひとたびうつになってしまうと治療が長期にわたることもあり、これも当事者だけでなく周りの人にも負担がかかりますから、そうならないように早期発見いやそもそもうつにならないための事前予防が職場のメンタルヘルス対策には必要でしょう。
・・・という一般論はさておき、私の職場には「うつ」を利用したとしか思えないとんでもない人物もいる(いた)のです。
きましたが、なんだか挙動がヘンなのです。ヘンというか、一つ一つの仕事にやる気がなく、あからさまにラクをしようとしているのがミエミエでした。なおかつ業務実施状況を記録として残さないので、あとでミスが発覚したり、第三者がチェックしたり、後任者に引き継いだりするときに当時の様子をたどることができません。理由は・・・、手間がかかるから目の前のことしかやりたくないというところでしょう。仕事中もひと目につきにくい机の配置だったので、文庫本を読んでいることも。おい仕事しろ。
彼は「今の業務にとくに愛着はない」「次の人事異動は、〇〇部に行きたい。そこでAさんやBさん(定年直前の窓際です)のように特に仕事も任されず、何もしないで座っているだけが理想」ということを公言していました。飲み会では「これが! 俺の給料だァッ!!」 などと言って給与明細を見せびらかすことも。
ここまで書いてみてもけっこうヤバめな奴なのですが、いかにこいつがヤバいか周囲が分かりかけてきたころ、世界をコロナが直撃。私の勤務先もテレワークが普及しました。
私自身は職場の至近距離に住んでおり、「郵便とか、万が一災害が発生したときの対応とか、現場維持要員として働けばいいだろう」と思いフル出勤していました。
この同僚は・・・、案の定100%テレワークでまっったく出勤してきません。おい週に1回くらいは出てこようとか思わないのか・・・。
思っていませんでした。感染症対策を口実に通勤をしたくない、というのがあからさま。
一応仕事の進捗状況はGoogle Meetやチャットなどで報告するようになっているのですが、他の同僚と比べると話の内容がスカスカで、家でサボっていることが文章からにじみ出ていました。その割には残業して残業代はもらっているという謎!
そんな彼に転機が訪れました。なんと人事異動が発令されたのです。
新たな配属先は・・・、「☓☓部」というところで、とくに残業が多い部署でした。
その時、彼は決断しました。
課長は私たちを呼び集めて言いました。
「〇〇さんは、当面休職します」
えっどうして??
課内に沈黙が流れました。
あっ、これは理由を聞いてはいけないパターンだ。
そう思った私は。
「質問しちゃいけないと思うんですけど、聞きます。どうしてですか?」
上司は声を詰まらせながらいいました。
「『自分の意に染まないキャリアだから、休職する』と言っていました」
ここで部屋の空気は沈黙から失望と落胆に一気に変わりました。
「なんだよそれ」「あいつ、自分の仕事に愛着がなくて、〇〇部に異動して何もしたくないって言ってたけど、〇〇部にだって自分の仕事にプライドを持って働いてる人だっているんだ。彼らに対して失礼だ」
口々に同僚たちは文句を言いました。
その後、この怠け者から連絡があり、「もうここには来ないので私物などは全部処分して構わない」。
「処分」をする同僚たちへの詫びも、これまでのつきあいに対する礼もなく、ただそれだけでした。
彼はその後「うつ病になった」といい傷病欠勤を続け、その期間が過ぎると改めて休職を取得。
一応医者の診断書も提示しているものの、誰も信頼しませんでした。
やがて時は流れ。休職という制度が利用可能な期限が終わりに近づいてきたある日、彼から退職届が届いたのです。
退職後の連絡先は、なんと・・・。
海外!!
住所を検索してみたら・・・。

駅チカのコンドミニアムやんけ!!
このコロナ禍で、海外に引っ越す元気だけはしっかりキープ!!
私たちは唖然。こんな奴と一緒に働いていたのか。日本から出ていけ。しかし医者もヤブだな。いや商売だからそういうものか。口々にそう言いました。ラクをしたがる同僚というのはこんなに迷惑なものなのか、骨身にしみて分かりました(以上、実話)。
ひとたびうつになってしまうと治療が長期にわたることもあり、これも当事者だけでなく周りの人にも負担がかかりますから、そうならないように早期発見いやそもそもうつにならないための事前予防が職場のメンタルヘルス対策には必要でしょう。
・・・という一般論はさておき、私の職場には「うつ」を利用したとしか思えないとんでもない人物もいる(いた)のです。
「うつは甘え」はある意味真実かもしれない
その社員は、中途採用で入社してきました。きましたが、なんだか挙動がヘンなのです。ヘンというか、一つ一つの仕事にやる気がなく、あからさまにラクをしようとしているのがミエミエでした。なおかつ業務実施状況を記録として残さないので、あとでミスが発覚したり、第三者がチェックしたり、後任者に引き継いだりするときに当時の様子をたどることができません。理由は・・・、手間がかかるから目の前のことしかやりたくないというところでしょう。仕事中もひと目につきにくい机の配置だったので、文庫本を読んでいることも。おい仕事しろ。
彼は「今の業務にとくに愛着はない」「次の人事異動は、〇〇部に行きたい。そこでAさんやBさん(定年直前の窓際です)のように特に仕事も任されず、何もしないで座っているだけが理想」ということを公言していました。飲み会では「これが! 俺の給料だァッ!!」 などと言って給与明細を見せびらかすことも。
ここまで書いてみてもけっこうヤバめな奴なのですが、いかにこいつがヤバいか周囲が分かりかけてきたころ、世界をコロナが直撃。私の勤務先もテレワークが普及しました。
私自身は職場の至近距離に住んでおり、「郵便とか、万が一災害が発生したときの対応とか、現場維持要員として働けばいいだろう」と思いフル出勤していました。
この同僚は・・・、案の定100%テレワークでまっったく出勤してきません。おい週に1回くらいは出てこようとか思わないのか・・・。
思っていませんでした。感染症対策を口実に通勤をしたくない、というのがあからさま。
一応仕事の進捗状況はGoogle Meetやチャットなどで報告するようになっているのですが、他の同僚と比べると話の内容がスカスカで、家でサボっていることが文章からにじみ出ていました。その割には残業して残業代はもらっているという謎!
そんな彼に転機が訪れました。なんと人事異動が発令されたのです。
新たな配属先は・・・、「☓☓部」というところで、とくに残業が多い部署でした。
その時、彼は決断しました。
怠け者の決断
人事異動が伝えられた翌日のこと。課長は私たちを呼び集めて言いました。
「〇〇さんは、当面休職します」
えっどうして??
課内に沈黙が流れました。
あっ、これは理由を聞いてはいけないパターンだ。
そう思った私は。
「質問しちゃいけないと思うんですけど、聞きます。どうしてですか?」
上司は声を詰まらせながらいいました。
「『自分の意に染まないキャリアだから、休職する』と言っていました」
ここで部屋の空気は沈黙から失望と落胆に一気に変わりました。
「なんだよそれ」「あいつ、自分の仕事に愛着がなくて、〇〇部に異動して何もしたくないって言ってたけど、〇〇部にだって自分の仕事にプライドを持って働いてる人だっているんだ。彼らに対して失礼だ」
口々に同僚たちは文句を言いました。
その後、この怠け者から連絡があり、「もうここには来ないので私物などは全部処分して構わない」。
「処分」をする同僚たちへの詫びも、これまでのつきあいに対する礼もなく、ただそれだけでした。
彼はその後「うつ病になった」といい傷病欠勤を続け、その期間が過ぎると改めて休職を取得。
一応医者の診断書も提示しているものの、誰も信頼しませんでした。
やがて時は流れ。休職という制度が利用可能な期限が終わりに近づいてきたある日、彼から退職届が届いたのです。
退職後の連絡先は、なんと・・・。
海外!!
住所を検索してみたら・・・。

駅チカのコンドミニアムやんけ!!
このコロナ禍で、海外に引っ越す元気だけはしっかりキープ!!
私たちは唖然。こんな奴と一緒に働いていたのか。日本から出ていけ。しかし医者もヤブだな。いや商売だからそういうものか。口々にそう言いました。ラクをしたがる同僚というのはこんなに迷惑なものなのか、骨身にしみて分かりました(以上、実話)。
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