もはやこれに尽きます。

仕事の都合上、衛生管理者第二種というものの資格試験を受けることになりました。

電車のなかでスマホ・タブレット端末の無料アプリで演習問題を解いていると、いきなり「旦那様ァ、あなただけの物語をｫ・・・」などと艶な声が鳴り響いたのです！

どういうことか？　というと、このアプリは広告が表示される仕様になっていて、ユーザーになんの断わりもなくエロゲーみたいな動画が流れるのでした。

しまった！　そう思って一気に画面をとりあえず閉じて、収まったかと思いもう一度過去問を解こうとすると・・・、またエロゲーみたいな動画が流れるのでした。

くそっ、またか！！　そう思ってまた画面を閉じて、今度こそ収まったかと思いまた過去問に戻ると・・・、しつこくエロゲーみたいな動画が流れるのでした。

なんだか自分が変質者で、エロ動画を電車で見ているみたいに思われるじゃないか！！　いったい開発者は何を考えているんだ？　もうちょっと広告の種類を選別して掲載しようと思わないのか？　

おかげさまで衛生管理者試験の問題は8割以上正解できるようになったものの、無料アプリは「無料」であっても望まない広告を強引に見せてきたりといった、不愉快さと隣合わせの利便性だということを十分理解していなければいけませんね。

そもそもGoogleだって「無料」を謳っている一方で、検索エンジンやGoogle Driveのような便利なツールを呼び水に膨大な数の人を集めて、彼らの検索行動などを分析したうえでその人にマッチング度の高い広告を表示させ、クリックさせることで収益を得ています。

そう考えるとインターネット上の利便性というのは「私」がいつの間にか知らないアルゴリズムで分析されていることと引き換えになっていると言えますね。

うろ覚えながらも・・・、あれは誰だったでしょう、声優・雨宮天さんだったでしょうか。電車で移動中、ワイヤレスイヤホンで「恋のミクル伝説」を聴いていると、前に座っている人が笑いをこらえはじめました。

どうやらペアリングに失敗して、スマホから音がダダ漏れになっていたようなのです。

この歌が車内に鳴り響く！！　これは恥ずかしい！！ （わざと下手くそに歌ったり、音程を微妙に外したりしているので、これはこれである意味逆に難曲だと言えるのだが）

赤面ものの雨宮天さんは電車が駅にたどり着くと、降車したフリをして別の車両に移動したとか・・・。そりゃそうしますよね・・・。

しかし自分も雨宮天さんみたいな状況に陥るなんて、思いもしませんでした。

そもそも余計なアプリをインストールすること自体、好きなことではないのでさっさと衛生管理者試験に合格して削除するに限る・・・。