この手の詐欺メールは大抵中国から送信されているので、決まって残念な日本語になっています。

私はブログ記事作成のネタに詰まると、詐欺メールをあげつらう癖がある嫌な奴です。
というかそうやって無理にでもネタを見つけていかないと、ブログって3ヶ月めくらいでネタ切れを起こして更新を怠るようになり、いつの間にかフェードアウト。

その点私は2018年2月から毎日更新を続けています。仕事とヴァイオリンの練習とジョギングと、そしてブログと。うーん我ながら我慢強い。

では今日のアマゾンを騙る詐欺メールを見ていきましょう。

Аmazon お客様   [RECEIVER_ADDRESS]

Аmazon に登録いただいたお客様に、Аmazon アカウントの情報更新をお届けします。
残念ながら、Аmazon のアカウントを更新できませんでした。
今回は、カードが期限切れになってるか、請求先住所が変更されたなど、さまざまな理由でカードの情報を更新できませんでした。

アカウント情報の一部が誤っている故に、お客様のアカウントを維持するため Аmazon アカウントの 情報を確認する必要があります。下からアカウントをログインし、情報を更新してください。

 [RECEIVER_ADDRESS]??

じつはこれ、もとのメールはこうなっていました。


amazon

この文章をコピペするためにドラッグすると、

amazon2

 [RECEIVER_ADDRESS]が白文字で書かれていました。

それとどうでもいいけどメールのヘッダーのロゴ画像が精度が低くてパクリなのがミエミエなんですけど。

「Аmazon アカウントの情報更新をお届けします」? 情報が更新されたことをお知らせしますじゃないのか?

「カードが期限切れになってるか」は期限切れになって「い」るかでしょう。

「アカウント情報の一部が誤っている故に」も変ですね。誤っているためにと書くべきでしょう。

「下からアカウントをログインし」。下記よりアカウントにログインし、のほうが日本語として整っています。まあいいでしょう。ログインしてあげましょう。

「Amazonログイン」にカーソルを当てると・・・。
haoyiran

.cnと明らかに中国のサイトなのがバレバレ。もうちょっとうまく偽装してくれ。

ついでに言うと、メールのフッターもまた変です。
kiyaku

規約の「約」は日本語にない漢字が使われていて、中国丸出しです。

こんなメールに引っかかる人は、20年前ならともかく、今ならもう騙されたほうが悪いと断言できるレベル・・・。

このメールを作っている側も相手を騙そうとしているわけですから、もうちょっと精巧に作ろうという意欲がないのでしょうか。

思い出すのは、古美術鑑定家やヴァイオリンの製作家、修復家やディーラーが共通して語っているのが、「ニセモノにはどことなく卑屈な雰囲気がしている」ということでした。(ヴァイオリンの銘器は、数千万~10億円超の価値があるためニセモノが生み出されたりラベルが貼り替えられたり、鑑定書の偽造などが頻発しています。本当です。)
たしかに、本気で何かのメッセージを伝えようとしたとき、人は借り物ではない、その時の自分にしかできない真実の言葉を語ります。ものすごい迫力があり、誰もが心を動かされます。他方で本気になれないとき、なりきれないときはどうしてもどこかで聞いたようなフレーズを使ってしまいますよね。

「卑屈な雰囲気」というのは、この記事のネタにした中国からのメールからもプンプンと漂ってきます。あなた方の日本語が誤っている故に、誰からも相手にされていません。

いっそ私のような日本語ネイティブをコンサルタントとして年収3000万くらいで雇ってもらえれば、私も富裕層になれるし、カモは寄ってくるしでwin-winと思うのですが、中国の業者のみなさん、いかがでしょうか。