Windows10のノートパソコンにしたのが2020年春のこと。
そのとき、「まあネットとメール、iTunes、ワードにエクセルが使えればいいや」程度の気持ちで6万円もしない程度のスペックにしておきました。
ところが起動が遅い遅い。
職場のPCよりも自宅のPCのほうが起動が遅いのってなんだか損をしているような気がしてなりません。
具体的に何がどう遅いか、というとメールソフト「Thunderbird」を起動するのに15秒くらいなぜかかかります。
なんでたかがメールソフト一つに30秒もかかるのか。
次にウェブブラウザ「Firefox」を立ち上げます。これも15秒くらい待たされます。いやブラウザくらいすぐに動いて当然だろ、と思うのは浅はかでした。待たされます。
さらにiTunesを使おうとすると15秒くらい待ちます。時間の無駄じゃないかと思うこの待ち時間。
なんていうロースペックなPCなんだ! 安物買いの銭失いだ!! そう思って1年間我慢して使い続けていました。
違いましたね。浅はかなのは自分でした。
ウィルスセキュリティの保護を無効にしてみたら快適になった
私がウィルス対策ソフトとしてインストールしているのはソースネクストのウィルスセキュリティというもの。
ある日、「これをOFFにしてみたらどうなるんだろう?」と思い立ち、PC起動直後に「保護を無効にする」という状態にしてみました。すると・・・。
Thunderbird → 2秒で起動
Firefox → 2秒で起動
iTunes → 2秒で起動
一気に改善されました。ということはソフトの起動を妨害していたのは明らかにこいつでした。
ソフトの側にしてみれば(謎の擬人化)、「このプログラムは悪意があるかもしれない」と疑い、起動前に不審な動作をしていないか調べてみるのは、分からなくもありません。
しかし普段使っているメールソフトやウェブブラウザ、さらにはAppleの有名ソフトまで何から何まで疑ってかかるというのはユーザーエクスペリエンスを損なっているだけにしか思えません。
たとえばメールの添付ファイルを開くときにコンピュータウイルスの有無を調べるとか、これまで訪れたことのないウェブサイトを開くときに詐欺サイトではないかと調べるとか、そういう挙動をすることこそウィルス対策ソフトに期待されることであって、日常的に行われるソフトの起動にまで悪い影響が生じているのは明らかに過剰検査であり、そもそもウィルスセキュリティ自体がユーザーの邪魔をするウィルスなのではないかとすら疑ってしまいます。
だから私はPC起動時にウィルスセキュリティは「保護を無効にする」にしています。・・・意味ねぇな。
ウィルス対策ソフトは何がいいのか
そうなると、ウィルスセキュリティはウィルス対策ソフトとして存在価値がゼロになってしまいます。
このソフトの良さは更新料が発生しないこと。
他のソフトはえてして1年版とか3年版とかの「期限」が設定されており、要するにリピートビジネスですから何回もお金を払う羽目になります。(しかし、そんなにしょっちゅうコンピュータウィルスに出くわすものでしょうか?)
それが嫌だったのでウィルスセキュリティを選んだわけですが、PCのパフォーマンス低下という致命的な欠点がある以上できればこれ以上関わりたくありません。
では今後どうするかというと・・・。
なあんにも対案が出てこないのでした・・・。
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