新型コロナウイルス感染症の影響で、総合型選抜とか推薦型選抜、編入学試験がオンラインで実施されるという大学もあるでしょう。
面接をZoomなどのツールを使って行うため、安定した通信環境は必須になります。
各大学のウェブサイトを見ていると、事前に通信テストを実施するということが書かれています。
例えば桜美林大学は・・・。
事前のZoom接続テスト
① 指定された日時に、桜美林大学から伝達したZoomミーティングのURLをクリック
② 「ブラウザから参加」をクリック
※Zoomアプリをすでにインストールしている場合は、アプリでミーティングを開くこと。
③ 名前の欄には、桜美林大学から通知された受験番号を入力すること
※入力を間違えた場合、また入力できなかった場合
・・・Zoomミーティングに参加した後に、名前を変更してください。
④ 「参加」をクリック(「2022年度入学者選抜オンライン面接受験マニュアル」より)
このあとは受験番号を入力したり、マイクやカメラがONになっているかなど、通信機器(つまりスマホとかタブレット端末とかパソコンとか)の動作がスムーズかどうか点検を行います。画面の向こう側には大学の先生なり職員なりがいて、あなたの通信が突然途切れたりしないかを確かめています。
私自身大学入試関連の仕事をしており、たまに受験生から「オンライン通信テストってどんなことを質問されるんですか?」と問われることがあります。
おそらくオンライン通信「テスト」というネーミングが誤解を招いているだけだと思いますが、あなたの学力とか大学とあなたのパーソナリティのマッチング度を評価するような質問は、この場では問われません。
あくまでも、試験本番になって通信がブツっと途切れたりしないかとか、あなたが面接を受けるであろう学校の教室や自宅は面接にふさわしい環境かどうか(普通、オンライン通信テストは面接当日と同じ部屋、同じ通信環境、同じ機器で実施しなさいと入試要項に書いてあります)、つまりネットカフェとかレストランからオンラインに接続していないか、またZoomを大学側の指示通り仕えているか(ぶっつけ本番でこういうものを使うと混乱の元ですからね)、といった、「面接以前の問題」を難なくクリアできているかどうかを事前に確かめておきたい、という主旨です。
あくまでも通信環境チェックのために実施するものであり、「お互い、映像や音声は届いていますか?」という大学側の問いかけに対して「うるせーよ!」みたいな暴言を吐いたりしないかぎり、入試要項に書いてある手順通りにZoomの設定などができていればそれでOKです。
それでも不安だ・・・、何が聞かれるかわかったものじゃない・・・、とナーバスになってしまう人は、とりあえず家族とか友人に頼んでZoom接続の練習相手になってもらいましょう。
でもそういうことに不安になるくらいなら、面接当日にいかにも聞かれそうな質問に対して「こう聞かれたらこう答える」みたいなシミュレーションをしっかりしておいたほうがよほど有意義だと思いますけれどね・・・。
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