携帯電話(スマホ)を使っていると、当然のように電話帳に誰かの連絡先を登録することがあるでしょう。

平均的登録件数はいくつなのか、調べてみました。すると・・・。

子どものころから携帯電話やインターネットを使ってコミュニケーションしてきた20代。30代以上と比べて、他人との付き合い方に違いはあるのだろうか。  
NTTアドの調査によると、「携帯電話アドレス帳に登録している知り合いの人数」を尋ねたところ、20代は平均74.8人と、30代以上の51.6人を20人以上上回っていることが分かった。また、「普段よく会う知り合いの人数」は20代が12.2人で30代以上が7.9人、「普段よくメールや電話をする知り合いの人数」は20代が9.1人で30代以上が8.0人だった。

(https://www.itmedia.co.jp/makoto/articles/1010/19/news040.html)

これは2010年の調査なので古いですが、上記の数値が平均でしょう。

でも世の中には私のように陰キャだという人、友だちいないという人もいるでしょう。

そういう人の携帯電話の電話帳は何件登録されているのでしょうか。
私のケースをご紹介いたします。

携帯電話の連絡先、たったの8件

数えてみたところ、なんとたったの8件!
家族、賃貸の大家さん、ヴァイオリンの先生、その教室の連絡先、タクシー会社など。
そういうのがすべて。

携帯メールは何ヶ月に1件くらいしか受信していません。

なおかつ、LINEもやっていないのが私です。友だちがいないので、当然普段連絡しなくてはならない人間関係がそもそも存在しません。だからLINEをやっていません。現代人なら必須のコミュニケーションツールを使っていないという時点で、ますます人が遠ざかってゆくという好循環です。

私に言わせれば、そもそもLINEを受信するという時点で時間を無駄にしていると思います。
飲みに行かないかとか、何々しないかとか、オリンピック感動したとか、そんなメッセージを読んだといって何になるのか・・・5分あれば1km走れるというのに、なんともったいない。

私はヴァイオリンとマラソンに取り組んでいます。
前者は毎日何時間でも練習しないといけない楽器であり、将来東京藝術大学を卒業してプロになることが期待されている子供たちは1日5時間でも6時間でも7時間でも練習しています。そういうものに取り組むとなると、もう毎日が時間との戦い。誰かと余計な連絡を取ること自体が、二度と戻ってくることのない「時間」への冒涜に感じられます。

マラソンもやはり競技である以上1kmを何分で走れるかというタイムを当然気にすることになり、やはり時間が命。時間の大切さを身にしみてわかっているからこそ、「オリンピック感動した!」のようなしょうもないやり取りをしてしまうことに何の価値も感じられません。

思うに、人はそれぞれ「他の誰でもない私固有の時間」を積み重ねて生きていくしかないわけで、その経験の堆積こそがその人らしさ、その人の人生を形成しているのでしょう。

大して強いメッセージが込められているわけでもない連絡を受信して、他人と群れれば群れるほど「他の誰でもない私固有の時間」を味わううえでの障壁となってしまいます。

もちろん人は社会のなかで生きていくものですから、すべてのコミュニケーションを断ち切ることはできませんし、生活上の理由から会社とか健康保険組合に所属することはありえます。しかしそういうグループに属することは必要最低限にとどめ、「自分は何をやりたいのか」「何と向き合って年を重ね、生きてきた証を残すのか」「何を次世代に伝えたいのか」という問いと向き合う時間を増やすことは、長期的にはLINEやメールでゴチャゴチャと語り合っているよりも遥かに大きなものをもたらしてくれるはずです。

このことに同意してくれる方は、おそらく世の中的には陰キャとかぼっちとか呼ばれるタイプの人のはず。でもいいじゃありませんか。陰キャのほうが実は生活が充実しているなんて、陰キャ属性の人にとっては内心万歳三唱できるシチュエーションに違いありませんから・・・。