このブログは「友だちいない研究所」と言いまして、文字通りぼっち=一人ぼっちで友だちがいない私が考えたり試してみたりしたことを書き綴るのが目的のブログでした。

なぜ友だちがいないのかというと、そもそも一人でいるのが好きなのと、さらには人付き合いが好きではないというのが理由で、大学時代はクラスに友だちができなかったので一人でグループワークをやったこともあります。

だから人と食事をするのも年に2、3回くらいです。
職場の昼休みには、絶対に一人でご飯を食べています。同僚と話をしながら食べる? そんなことしたくないです。

なんていう記事を書いてしまうほどですから・・・。

ところが2020年、2021年には人との食事がなんと4~5回にほぼ倍増してしまいました!!
理由は簡単で、新型コロナウイルス感染症のために政府はあの手この手で「人と会うな」というメッセージを国民に発しています。これが、普段芸術に親しんでいる関係上、人の自由な意志や判断などに基づく「表現」というものを重んじている私の癪にさわりました。

という記事を公表したのは2020年4月ですが、この時点ですでに私は「これは人がバタバタと死ぬような病ではあるまい」という結論に達しており、被害の実態に釣り合わない国民の恐怖感といい、「新しい生活様式」などという文化破壊活動を政府が率先していることといい、騒ぎに乗じて憲法との整合性を無視して強権を振り回す東京都知事といい、強い嫌悪感を抱くようになりました。

それで私は何をしたのか。

観光業、飲食店が大変な打撃を受けるということはわかりきっていたので2020年にはGo Toトラベルと無関係に諏訪湖、大阪、京都、函館、松本を訪問。自炊もやめて外食に切り替えました。
一人ができることはちっぽけではあっても、唯々諾々と「ステイホーム」を決め込んだ挙げ句、観光業、飲食店で働く人の痛みに無関心である人間=国民のほとんどと絶対に一緒になりたくないと強く考えたためです(なお、このような民衆つまり現在の日本国民のことをニーチェは「畜群」と呼称しています)。

松本では「白身魚のフライ、揚げ方が絶妙でしたね」、普段の私なら絶対に言わないようなことを言って定食屋を後にしました。店員さんの表情表情がすこしほころびました。私の言葉が少しは元気を与えられたでしょうか。

さらには、特別定額給付金も申請しませんでした。次世代の負担を増やしたくなかったからです。
特別定額給付金を申請しない。「だが断る」を試してみたらどうなったの?

ここまでお読みいただくと、要するに99%の国民と意見が合致しない人物像が浮かび上がってくると思います。だから友だちがいません。でもこのブログを続けていくうちに、友だちがいないことに誇りを持てるようになりました。不思議なものです。

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水道橋の「かつ吉」、揚げ物の盛り合わせが極上!!

話を戻します。「人と会うな」というメッセージに私は反抗心を抱き、ならば俺は人と会うのだ! 人と会って食事をするのだ! それが人間が生きている当然の姿なのだ! と決意し、少ない人脈をたどってYさんという方と食事をしました(この方のおかげでヴァイオリニストの荒井里桜さんという逸材を知ることができました。感謝!)。


ここは東京ドーム・シティそばにある有名なとんかつのお店。かつては三島由紀夫や川端康成も愛したという由緒あるとんかつ屋で、たしか立地的にジャイアンツの選手たちも通い詰めていたと聞いています。

ここで食べた揚げ物の盛り合わせが絶品なこと! 肉がプリプリとしたエビフライといい、柔らかくてジューシーなとんかつといい、この美味しさを文章にするのは不可能です。
『ミスター味っ子』なら味皇が東京ドームの屋根を突き破るホームランを連発するでしょうか!?

さらにはビールの泡のなんとクリーミーなこと! 缶ビールでは絶対に味わえないこの繊細な泡立ち!!

しかし食事の楽しさを引き立てるのは、やはり「人との会話」です。
私の根暗な性格を反映してか、話題はホロコーストだったり『アンネの日記』だったりアウシュヴィッツ・ビルケナウ強制収容所だったりと、「酒を飲みながらするような話か」というネタですが、自分が考えたことをビールを飲みながら(山梨のワインも素晴らしかった! 軽やかな口当たりから考えてぶどう品種はマスカット・ベーリーAに違いない!)語りあい、そして一緒に食事をしている人が別の観点から私の意見を受け止め・・・、そして会話が広がってゆく、この楽しさを味わいながら、遠藤周作さんの言う「人は心のどこかで同伴者を探している」という説が本当に腑に落ちたのでした。

「新しい生活様式」とかいう愚かなメッセージ、飲食店をやり玉に挙げて悪者扱いする東京都知事の人権蹂躙政策を足蹴にした実感を胸に、私は大きな満足感とともに帰路につきました。

Yさん、私の与太話に付き合ってくださってありがとうございました!!