以前もチリのワインがまずいということを記事化したことがあります。


この記事のなかでは、
チリという土地の土壌のせいなのか何なのか・・・、どのワインをとってもどれもこれも「ドスコイ」な味わいで、重厚といえばポジティブに聞こえますがその「重厚さ」によって色々なニュアンスが消し飛んでいるようなマイナス面があるようです。

とくに個別にワインの商品名を挙げることはしませんが、スーパーやコンビニで売っている数百円~1,000円前後のチリワインはだいたいこのタイプで(だから店に並べてるんですね、だって複雑な個性のワインなんてスーパーやコンビニに似つかわしくありませんもの)、どれもこれも「ドスコイ」「ドスコイ」の一点張り。もうちょっと頭脳プレイのできる選手はいないの? とすら思えてくるのでした。

ということを書きました。

そんななか、チリワインのなかでは価格以上の美味しさだというビシクレッタのピノ・ノワールを飲んでみることにしました。

つい3週間前にこれまたまずいチリワインのカベルネを飲んで、次の日までなんだか口が臭くなっているような錯覚を覚えた自分としては、失敗を繰り返すんじゃないかという気持ちはありましたが、「たしかこのビシクレッタって『神の雫』にも出てきた気がするな。もしかしたら」という一抹の希望を持って買ってきたのです。

こいつですね。



アマゾンのレビューでは「コスパ最高!」「旨いワイン」とかなりの評判です!
まあ『神の雫』に出てきた時点で、これならいいかもと思えますよね。

・・・失敗でした。

たしかにまずくはないものの・・・、いややっぱりまずいです。

ピノ・ノワールがピノ・ノワールである理由、それは「気品」です。
しかしチリという土壌がピノ・ノワールに向いていないのは明らかで、これは「下品」です。

カベルネよりは遥かにマシですがどうしても土臭さが抜けきっていない。
「オーガニックな大地の恵みです」といった風情でもなく、単に粗野です。

ただこんなことは『図解ワイン1年生』を2,3年前に読んだ時点であらかじめ分かりそうなこと。
同じ失敗を繰り返すということは、まだまだ失敗の痛みが足りないということでしょうか。
あるいは懲りない奴ということでしょうか。『神の雫』という権威に負けてしまっただけでしょうか。

いずれにせよ、1,000~2,000円の価格帯でのチリワインはもう危険地帯だと割り切って近寄らないようにします。
チリワインで満足できず、ボルドーで口の中を鎮火なんていう経験はもう終わりにしたいです。