私は机の上に本やCDをとりあえず並べておく癖があります。

理由は簡単で本棚がもういっぱい、CDラックももういっぱい。

にもかかわらず本もCDも買い続けてしまい、「とりあえず」と床や机の上に積み重ねてしまっています。

どうして机の上が勝手に物置になってしまうのかというと、不要になった本やCDを持ち続けているからにほかなりません。

じゃあ売ればいいじゃないか、捨てればいいじゃないか? と思うかもしれませんが、本もCDも案外一期一会で、一度手放すとその後その本が絶版・廃盤になってしまいその後二度と手に入らなくなることもあります。
家のスペースも有限である以上は本棚もCDラックも増やすことは難しいので、できる手立てはないというのが実情です。ほんとにいらないや、と思ったものだけを売ったり捨てたりするしかありません。

思うに、こうやってどんどん本やCDが増えてしまうのはその人の性癖というか、もう自分はそういう生活サイクルだからと割り切ってしまうしかないようです。

大江健三郎の家は、本の重みで2階の床が沈んで1階の扉が開閉しづらくなったという話を聞いたことがあります。
また、私の大学のゼミの先生も自宅の1部屋がまるまる本棚で埋め尽くされていました。

上智大学元教授・故渡部昇一さんは自宅の蔵書がなんと15万冊! もあり、これは下手をすると小規模の大学図書館の冊数を上回る数です。ダーウィンの『種の起源』の初版本やラフカディオ・ハーンの初版本などもあり、ケンブリッジ大学の図書館長が「これだけの質と量を兼ね備えた個人ライブラリーはイギリスにも存在しない」と感動したとか・・・。

私がこのような碩学よりも立派な人物になれる・・・、はずもありませんが本や音楽を愛する人にとって蔵書やCD、レコードのコレクションはその人の人生そのもの。これを捨てるなんてとんでもない!
捨てるくらいなら、押し入れにしまい込んだり、服や靴を処分してスペースを確保したほうがマシだ!! そういう星の下に生まれたんだと割り切るしかなさそうですね。

幸いにして(?)、この手の性格の人はあまり社交的ではないはずです。人と関わっているとそれだけで読書や音楽に費やせるリソースを失ってしまうからです。であれば当然お金も貯まりやすいので本やCDにジャンジャンお金を使えます! 

で、自分に知識教養をどんどん投下して、知的好奇心を満たす・・・。これもまたいい人生じゃありませんか。机が散らかってるのはささやかな代償ですね・・・。