人気漫画『ドラゴン桜2』。

三田紀房先生の作品はどれもそうですが、「いかに効率よく成功するか」ということに焦点が絞られています。

昭和世代を根性の時代とするなら、平成~令和はそこから脱却する時代といえるでしょう。
とすれば『ドラゴン桜』がヒットしたのも時代の必然だったのかもしれません。

『ドラゴン桜』は東大に合格するためのノウハウがいろいろ詰め込まれており、じつは私の周りにも「早起きして『ドラゴン桜』読んでテンション上げて勉強したら慶應義塾に合格した」という人がいます(東大じゃないのね)。

続編『ドラゴン桜2』は一応2020年の大学入試制度改正を意識していますが、前作同様に様々な名言が散りばめられています。

『ドラゴン桜2』第1巻には「やってみる」ことの難しさ、レアさが説かれていました。

「やってみよう」と行動することの大切さ

「逆にいうと「やってみよう」と実際に思い立ち実際に行動するヤツは・・・集団の中では1人か2人しかいないということだ」
「それ以外はなんだかんだ理由をつけてやらない」
「グズグズしているうちにやる気を失う」
実はこれ同じ三田紀房先生の『インベスターZ』最終巻にも似たような台詞があります。
実際に何か行動に移す人は全体の1%ほど、それでも壁に突き当たってほとんどの人が投げ出してしまう、壁を乗り越えて進んでゆくごく僅かな人を「天才」と呼ぶのかもしれない、というようなお話でした。

私はとあるビジネス雑誌にも、本を読んでもそのとおり実行してみる人は全体の0.5%ほどというお話が書かれていたのを見たことがあります。
自分の「当たり前」を乗り越えて新しいなにかを始めることの心理的ハードルはそれほどまでに高いのです。

しかしこれは逆に言えばチャンスとも捉えることができるでしょう。
なにしろ誰もチャレンジしないことに手を挙げるわけですから、もし成功すればその果実は独占することができます!!

やはり『インベスターZ』でも「ファーストペンギン」という言葉が紹介されており、行動することの貴重さが表現されていたのを思い出します。

ファーストペンギンとは、集団で行動するペンギンの群れの中から、天敵がいるかもしれない海へ、魚を求めて最初に飛びこむ1羽のペンギンのこと。最初に海に飛び込むからこそ、他のペンギンよりも沢山の魚を捕まえることができるわけです。
シャチやトド、オットセイに遭遇するかもしれないというリスクを背負って海に向かったわけですから魚を沢山食べられるのはその当然の報酬と言えますね。

ではなぜ「やってみる」という気になるのかというと、それはもう「自分の中にその意志がわずかなりともあったから」としか言いようがなく、あとはもう「同じ風は二度と吹かない」ということをその瞬間に意識できているかどうかでしょう。

意志とタイミング、この二つが重なり合った瞬間を捕まえられるかどうかが人生の岐路のようです。