このブログ「友だちいない研究所」を運営している私は、なぜか職場で「過半数代表者」というものを務めたことがあります。
これはなにかというと、労働組合がない企業などの場合、時間外労働を命じるための36協定を締結するにあたり、労働者側の代表として会社との交渉に立つのが役割です。

「会社がこういう内容で今年の36協定を取り交わしたいって言ってるけど、みんなどう思う?」
こんなふうに労働者つまり平社員の皆さんの意見を集約して、「こういう内容なら36協定を締結します」のような交渉をするのが仕事です。

なぜ陰キャで職場でも親しい人がまあったくいない自分が過半数代表者に選ばれたのか?

・・・クラスで友だちいないやつが学級委員やらされるのと同じです!!

衛生管理者の資格を受けてみろと上司に言われる
まあ曲がりなりにも1年、過半数代表者を務めて、次の代表へ仕事はバトンタッチしました。ほんとうは私がもう1年やる羽目になりそうだったんですけど、それは免れました。

とはいえまだまだ次のミッションが。

上司から言われてしまいました。
「衛生管理者の資格を受けてみたら?」

・・・。

嫌とは言えなかったので「ええ、面白そうですね。トライします」とか景気のいいことを口にしてしまいました。

衛生管理者とは、労働者の安全衛生のために、労働者の人数に応じて設置義務が課されている職場に必須の資格です。

常時50人以上が勤務している職場では、衛生管理者免許の保有者から労働者数に応じて一定数の衛生管理者を選任しなくてはならない、とされています。
で、その資格をチャレンジしろと。

興味あることには抜群の記憶力、なのに普通の勉強がダメ状態

アマゾンで資格攻略本をゲットしたものの、まるで頭に入ってきません!

昔から興味あることには抜群の記憶力を誇り、世界史の授業は大好きだったので高3のときは某河合塾模試で県内1位、全国4位とかいう順位を叩き出したことがあります。
反面、興味が持てないことはまるでだめ。村上龍が「人は、興味がない分野で努力することが難しい」ということを言っており、まさにそれだと思っています。

衛生管理者の資格試験では、安全衛生管理体制や労働生理、労働衛生、労働に関する法律が問われます。これがまるっきり頭に入らない!

まず労働生理。これがきつい!

外呼吸:肺の内部で、空気中の酸素と血液中の二酸化炭素を交換すること。
内呼吸:全身の毛細血管と各細胞組織との間で、酸素と二酸化炭素を交換する組織呼吸のこと

呼気:胸腔が締め付けられることにより内圧が高くなり、肺の中から空気が押し出されて出ること
吸気:胸腔内容積が増して(=胸腔が広がって)内圧が低くなること

うーん、まるで頭に入らん・・・。

労働安全衛生規則もまるで興味が湧かない!
事業者は、労働者を常時就業させる屋内作業場の気積(室の容積)を、設備の占める容積および床面から4mを超える高さにある空間を除き、労働者1人について10m3以上としなければなりません。
計算式は次のとおりとなります。

気積=間口 x 奥行 x 高さ(※) - 設備の容積
※ 天井までの高さが4mを超えるときは4mとする
読んでも読んでも心の底では「こんなの覚えてもしょうがないよね」「べつに自分がやりたいとひとかけらも思ってないもんね」と深く自覚しているので、まったく身が入らないのです!

まさか大学入試みたいに自分の一生に直結するわけじゃないし、衛生管理者手当毎月5,000円なんて年収6万にしかならないので年収の誤差の範囲でしかないし・・・。


やはり、「人は、興味がない分野で努力することが難しい」のでした!