ぼっち=一人ぼっち。このブログは「友だちいない研究所」といいまして、一人ぼっちの日常を書き連ねるのがメインです。

でも世の中には一人ぼっち=悪いことという価値観が主流ですよね。

大学でぼっちにならないためにどうしたらいいか?

入学式でぼっちを避けるには?

授業で友だちを作るには?

・・・ネットでぼっちネタを検索するとこういうのばっかりで、とにかく1人を避けて友だちを作るほうがいいとでも言いたげです。

あえて言います。それはあくまでも一つの価値観でしかないと。

別の価値観だってあると。そっちの価値観の方が充実しているという人だって世の中には一定数いるはずだと。
物事にはメリットとデメリットの両面があり、メリットがデメリットを上回るなら「もう1つの価値観」を採用したほうが生きやすいという人だっているはずだと。

laugh


ぼっちを楽しむには価値観を変えるのがポイント

価値観を変えるというとちょっと難しげですが、案外そうではありません。

読売新聞2021年3月22日記事「孤独の形は多様でも」。

とにかく手をつなげばよい、という話でもない。「みんなで」が苦手な人もいる。集団がしんどいとき、「孤独」は少し、ほっとするような響きを帯びる。

 ひとりレジャーの楽しみ方を紹介した「ソロ活女子のススメ」の著者、朝井麻由美さん(35)はいう。

 「『ひとりクリスマス』がさみしいのは期待をするからです。家族を描いたCMとかが刷り込まれ、無意識のうちに期待する。でも、自分が幸せかどうかは自分しか決められない。幸せの尺度を外に求めると不幸になるだけだと思いました」(18年4月7日夕刊)

 さまざまな在り方が許容されるようにと切に願う。

なにも「ひとりクリスマス」だけではありません。ひとり花火大会、ひとり誕生日、ひとりディズニー、ひとり映画、ひとり焼肉、ひとり海外旅行・・・。いろんな「ひとり」があります。
私は普通にひとり焼肉やひとり海外旅行をやってますw で、誰もいないから人に気を使う必要もなく、自分のやりたいことを徹底的に追究できるのでむしろこっちのほうがいいんじゃね? という気分になります。

そうです。世の中には友だちがいない方が充実した人生を歩めるタイプの人が必ずいます。
そういうタイプを「ソリタリー」と言っているようです。

脳科学評論家・澤口俊之さんは次のように語ります。

生物学をやっている人間にとっては常識なんですけど、「ソリタリー」を持つ人は必ず居るんです、人類史で。「ソリタリー」の方は友達なんか作りたくないはずなんです。無意識に友達を遠ざけているんです。「ソリタリー」というのは人類進化上、非常に重要な役割になっていたってことが最近の研究で分かっています。色んなところで一人でやるので、独自の考えを持ちやすいのと、同調しないし、新しいものを見つけたり、必要なんですよ。ですから「ソリタリー」の方が居ないと人類は進化しなかった、という進化論もあります。友達なんか要りません。

(https://suzuri.jp/ashibehair_m/48915/tote-bag/m/naturalより)

ソリタリーというのは短く言うと友だちがいなくてもOKなメンタリティの人を言います。

政治家でいえば小泉純一郎さんがこの手のタイプに当てはまるのではないでしょうか。
「新しいもの」をクリエイトしたり、旧弊を打破したりするには、周りの声に耳を傾けているとどんどん難しくなるでしょうし、ジョブズだってお客さんの意見を聞きながらiPhoneを作ったわけではないでしょう。

こういう人は、幸せの尺度を他人に求めませんでした。あくまでも自分のやりたいことにこだわったからこそ成功を収めることができたわけです。

世界とは何でしょうか。
それは、「あなたの価値観というレンズを通して見える景色」です。

ということは、「レンズ」を変えてしまえば景色は一変するわけです。

もう人目を気にするのはいい加減に切り上げて、自分なりのレンズをゲットするほうに、つまり自分のやりたいことに正直にフォーカスするほうに時間の使い方をシフトしたほうがいいと思いますね。


<追記>
↓この本ほど孤独のメリットを解き明かした本はないです!! 宮沢賢治とかの作品を引きながら、一人でいることがいかに人間の内面にとって大切なのか、わかりやすく説明してくれています。