以前のブログ記事で、クレーマーが嫌がらせのようなメールを送ってきた話をしました。

こういうのって、まともに対応すればするほどメンタルをそっちに持っていかれるので、真面目な人ほど逆に精神的にやられてしまいがちです。

私はときおり、ローマ皇帝だったマルクス・アウレリウスの『自省録』を読み返すのですが、クレーマーの暴言や嫌がらせのようなメールにめげないために書かれたといっても良いような言葉を見つけました。

至る時にかたく決心せよ、ローマ人として男性として、自分が現在手に引受けていることを、几帳面な飾り気のない威厳をもって、愛情をもって、独立と正義をもって果たそうと。

マルクス・アウレリウス自身も皇帝として内乱や疫病の蔓延、異民族への対応など様々なことに日々判断を迫られ、平常心をどうやって保つかというのは大切な課題だったはずです。
その彼はこのようなことをノートに書き付けて、日々の戒めにしていたようです。

まわりが何を言ってきても、とにかく自分は自分に課された責任を果たすんだという強い決意が伝わってくるではありませんか。

逆にいうと五賢帝の一人であったマルクス・アウレリウスのような傑出した人物であっても、こういうことを自分に言い聞かせる必要があったということですね・・・。

彼が傾倒していたストア派の哲学は「ストイック」の語源でもあります。
ストイックといえばアスリートなり芸術家の生きる姿勢にも通じますが、何もそういった一流の人材だけではなく、私のようなどうでもいい人物にもやはりストイックであること、困難に直面して平静さを保とううと努力しなければならないことがあります。

というわけで私は改めて『自省録』を気のむくままに読み返し、自分のメンタルを平常に保つためのヒントを得たのでした。

それにしてもこういう古典を知っているか知ってないかで、日常生活でもたまに違いが出てくることってやっぱりあるんですね・・・。


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