NHKオンデマンドで視聴できる「その時歴史が動いた」のソ連対日参戦のお話。

太平洋戦争の戦局が悪化してくると、大本営は満州に駐留していた関東軍の精鋭部隊を南太平洋へ振り向けます。
当然、満州の防衛は手薄になるので民間人をかき集めて訓練を始めますが、そもそも配る武器もろくにない有様。これじゃソ連と戦えるわけないですよね。

昭和20年(1945)8月9日、ソ連軍は圧倒的な戦力で満州(中国北東部)へ侵攻します。関東軍は敗走し、翌日、日本はポツダム宣言の受諾を決定します。陸軍参謀本部の河辺虎四郎中将は「予ノ判断ハ外レタリ」と、その日の日記に記しています。ソ連参戦の前兆はたびたびありましたが、軍上層部は有効な手だてを打ちませんでした。資料や証言を元に、太平洋戦争終結へと至る国際情勢を交え、ソ連参戦の過程を検証します。
(上記番組紹介リード文より)

番組内では、当時の陸軍参謀の心理を作家の半藤一利さんが解説していました。

「満州防衛は手薄だ。だからソ連が攻めてくると困る」
最初はそういう心理でした。そのあと、
「攻めてこないでほしい」
という心理になり、やがては
「攻めてこないだろう」
と、自分にとって都合の悪いことは起こってほしくないから、起こらないだろうという思いに変わっていったようなのです。

「心配事の9割は起こらない」という言葉がありましたが、国家戦略がこんな調子では国民がかわいそうですね・・・。

ご存知のとおり昭和20年8月9日未明、ソ連軍は満州へなだれ込みます。
関東軍はなすすべもなく敗北し、捕縛された人々はシベリアに抑留され厳しい環境のなかで重労働にあえぐ日々を送ることになったのでした・・・。同じ日に長崎に原爆が投下され、翌8月10日の御前会議でポツダム宣言受諾が決定されます。

ソ連の参戦の理由は、


「人類の平和のため」


最後の枢軸国である日本を攻撃することが人類の平和のためであり、この攻勢はアメリカやイギリスからも信頼されてやっていることだというのがソ連の見解。
こんなんじゃとても平和条約なんて夢のまた夢ですよね・・・。

「心配事の9割は起こらない」という言葉は、ストレスを減らすうえで大切なメンタルの持ちようではありますが、それがこと他人の生活に関わる重大な事柄であればプランBを用意しておくのは大切なのは言うまでもでありませんね・・・。

「その時歴史が動いた」は、私はNHKオンデマンドで見ましたが他の放送局の番組も視聴できるU-NEXTで見るのが賢いかもしれません・・・。失敗した・・・。