私が日頃寄付をしている「あしなが育英会」から会報「あしながファミリー」の2020年12月16日発行号には目を覆うようなことが書かれていました。

「農家から出荷できない野菜を破棄する袋ごともらい、虫だらけ、溶けて腐ったレタスの中から、食べられる部分を探しながら涙が出た」(埼玉県・40代母)

「アルバイトがないので食費を削っている。土日は寮でご飯も出ないため、友人からもらったカンパンで空腹をごまかしている」(東京都・大学3年)

「進学するためのお金をアルバイトで稼げない。家計を助けることもできなくて、お腹が空いている。たまにはお菓子も食べたい」(神奈川県・高校2年)

なんだこれは! 『はだしのゲン』か!? 俺は敗戦直後にタイムスリップしてしまったのか? 一瞬そう思ってしまうような悲痛な叫びが紙面にあふれていました。

この事態にあしなが育英会は奨学基金の一部を取り崩して年越し緊急支援金20万円をすべての奨学生7,600人に給付することを決定しました。
上記の保護者や学生たちの声は、その決定に先立って実施したアンケートから。

ここにはあしなが育英会会長・玉井義臣さんが半世紀にわたる支援活動でも「見たことがない」ほどの苦しい訴えが書かれていたのです・・・。
「コロナで一人の自殺者もだしてはならない」と、急遽支援金の支給が決定されました。
あしなが育英会は東日本大震災のときもものすごくフットワークが軽い印象があったのですが、今回もやはりそうでした。日本の教育はこうした篤志の団体により支えられているのです・・・。

この「あしなが育英会」の活動はすべて支援者の寄付に支えられています。
私もその支援者の一人で、毎月一定の金額を寄付として銀行口座から自動的に引き落とされています。

・・・いますが、甘かったですね。もっと手厚い支援が必要でした。
私はこの会報を見た瞬間「やべえ!」と思い急遽3万円の寄付を行いました。

ashinaga
戦後最大の不況が襲ってきたなか、自粛や緊急事態宣言で最も打撃を受けるのは遺児家庭のような経済的に弱い立場の人たち。

経済とは単に利潤追求ではありません。それによって支えられている命や生活、教育があるのです・・・。

から、寄付は簡単に行うことができます(クレジットカード決済なら2分ほど)。

私のブログは何の影響力もありませんが、もしこの記事を読んでくださった方、あしなが育英会のHPをご訪問いただければこれに勝る喜びはありません。