さすが芸術家、岡本太郎!! 本質を突いたことを言っています!!


環境評論家・武田邦彦氏もこんなことを言っています。
芸術家は友達が居なくて孤独というのが歴史上いっぱいいる。どういうことかと言うと、外から入ってきたときに他の刺激があると自分の中で成長しない。外から来たものを成長させる為には孤独でなければいけない。芸術家はご飯食べに行ったりそういうのはダメな時間になっちゃう。つまり自分の体の中に入ったものが成長している途中に、他の外乱が来るから、そこからもう一つ高いところにいけないので、嫌うんです。

(https://suzuri.jp/ashibehair_m/48915/tote-bag/m/naturalより)

このブログは「友だちいない研究所」と言います。
題名のとおり、私には友だちがいません。
人と話をするのも好きではありませんし、人と食事をするのも年に3回くらいです。

私の場合は他の人とおそらくものの感じ方が逆でして、そもそも人付き合いに不幸を感じるのです。自分ひとりの時間が減ってしまうからです。

ひとりの時間が減るということは、私が取り組んでいるジョギングだったり、ヴァイオリンの練習ができなくなってしまうということ。これは私にとって不幸に直結しているのです・・・。

sache


ぼっちは悪いこと?

ぼっちは悪いことでしょうか?
いえ、私はひとりでいることが好きな性格ですら、何かしらの意味はあると思います。

2020年5月末をもって惜しまれつつ芸能界を引退した渡辺麻友さんは主演ミュージカル『アメリ』のパンフレットでこう語っていました。

アメリはもう「共感しかない」。自分も昔からコミュニケーション能力は低いし、不器用だし、ひとりでいることを好み、周囲に馴染む難しさや生き辛さを感じていて…9割型似ています(笑)。それをアメリとして自分に憑依させ同期して表現するにはまだまだ試行錯誤中ですが、アメリが周囲の人の温かさに触れ、愛に触れながら世界と調和し幸せを与えられるように変わっていく様を、私も共演者のみなさんと力を合わせながらアメリとしてお客様に幸せな気持ちを届けたい。
じつは渡辺麻友さんもAKB48という大型アイドルグループの中心メンバーでありながら、どうやら孤独を抱えていたのではということがこの言葉からうかがわれます。
しかし劇中のアメリもそうでしたが、そういう性格だからこそ周りの人に与えられる影響というものあるわけで、どのような人でも社会にいる意味があるということをこのミュージカルは示唆しているようでもありました。
(もしかしたら渡辺麻友さんはご自身の性格ゆえ後に芸能界引退という道を選ぶことになったのかもしれませんが、はっきりとした証拠がないのでこれ以上の言及は控えます。)

そもそも学校を卒業して社会に出れば、仲の良かった同級生とも少しずつ疎遠になってゆき、久しぶりに会ったと思ってもいまいち話が噛み合わず、結局ますます会わなくなっていくものです。
それどころか、両親も年老いてゆき、人生のどこかのタイミングで必ず寿命を迎えます。
そのとき私たちは諸行無常を感じ、自分もいずれ彼らの後を追うだろうとはっきりと自覚します。

こういうことをはっきりと認識すると、もう友だちが多いとか少ないとか、そういうことはひたすらどうでもよくなり、ただただ自分が健康でいられる貴重な時間を自分のために使えることをこの上なく嬉しく感じられるようになるのです。
そうなってくればしめたもの。「孤独だからこそ得られるもの」が人生で一番貴重になってきます。「友だちがいなくて良かった!」「休日に誰とも会わなくて嬉しい!」そう実感できるようになったとき、このブログ記事の題名を思い出していただけたら・・・。私としてはこれにまさる喜びはありません。


「君自身であれ!そうすれば世界は豊かで美しい!」(ヘルマン・ヘッセ)