ヴァイオリンの練習曲としてとても有名なのがクロイツェル。

いろいろな出版社からクロイツェルは発売されています。私が持っているのは全音楽譜出版社からのもので、これによると13番は「最もためになる練習で、まず左指は初めから各弦上に押さえておいてひきだすのです。弓をしっかり持ちスラーのある移弦には滑らかにひき、スラーのない移弦はハキハキと音を出します。(以下略)のようなことが書かれています。

弾けば弾くほどバッハのアレにしか聴こえないのですが、全音楽譜出版社のエディションを編集した人が「最もためになる」というだけあって、たしかにきちんとやれば実力がつくだろうなという感じがあります。

私の先生から教わったことをメモ代わりに書き留めておきたいと思います。

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クロイツェル13番を練習するうえで大事なこと

そもそも弓の先を主体に使い、滑らかに音を出すのは当たり前ですが、それ以前に全音楽譜出版社でいうところの弾き方番号9番と10番の和音をきちんと鳴らすことが大切だそうです。

全音楽譜出版社の9番の弾き方というのは、最初の1小節目なら「ラ・ミ」、「ラ、ミ、ド」、2小節目なら「ラ・ファ」、「ラ・ファ・レ」、3小節目なら「ラ・ソ」、「ラ・ソ・レ」と2音または3音の和音をきちんと正確な音程で鳴らすことを指しています。

10番の弾き方は、「ラ・ミ」、「ミ・ド」のように2音ずつの和音をやはり正確な音程で鳴らします。

ギターを弾いたことがある方ならなんとなくおわかりかと思いますが、クロイツェル13番というのはコードをばらして横に並べたものです。
ということは和音=コードがきちんと鳴っていないと「あるべき姿」としての音ではないということになりますね。

だからこそ、2~3個の和音を鳴らすときにそれぞれの音が正確かどうか、まずは音程を確かめながら弾くことが大事だとか。
「あ、ちょっと違うかも」、そういう違和感を感じるようになったとしたら、それは自分の音程感覚が育っている証です。

クロイツェル13番までたどり着いた方にとっては、譜面そのものは難しいと感じることはないはずです。だからなんとなく横にスラスラと流していけます。
いけますが、それでは練習曲としての意味がありませんから、和音としてのまとまりを意識しながら演奏するのが大切です。


・・・って先生に言われるまで自分もスラスラと弾いていました。いかんいかん・・・。