最近はテレワークが普及する一方で謎のテレワークマナーが爆誕しており、「なぜこんなものが」と私は頭を抱えました。


でそのことを記事にしましたが、「上司より速い回線は使うな」「上司より先にログアウトするな」は「ハンコを斜めに押せ」レベルの謎で未だに理解不能です・・・。

と思いきや今度はSNSの謎マナーが生れているようで、「旅行時の投稿は楽しいアピールではなく施設の感染対策などを伝える」。

個人の感想を好きに言い合い、意見交換できるのがSNSのいいところ。

そういうSNSのメリットを捨ててマナーとかいう息苦しいものを取りに行くスタンスには愕然となりました・・・。

このブログは「友だちいない研究所」といいます。

ひねくれている性格の私としては、「このマナーを提唱してる人は学生時代はきっと真面目な優等生キャラだったんだろうな」といらぬ想像をし、ちょっとマナーを侵犯してみたくなるのでした。




そもそもコロナ時代の「マナー」自体が人とのつながりを否定している

ソーシャルディスタンスを確保する、エレベーターでは壁を向く(エルサレムの嘆きの壁か?)・・・、このように人との距離をおくということ自体、人間の本性に反しており不自然なものです。

人類は自分以外の他者と社会を形成することで発展してきたわけで、誰かとのつながりを実感するときに幸福を感じることは誰もが知っているはずです。
遠藤周作は、そうした人間の本質をクリスチャンの立場からこう説明しています。

人間がもし現代人のように、孤独を弄(もてあそ)ばず、孤独を楽しむ演技をしなければ、正直、率直におのれの内面と向きあうならば、その心は必ず、ある存在を求めているのだ。愛に絶望した人間は愛を裏切らぬ存在を求め、自分の悲しみを理解してくれることに望みを失った者は、真の理解者を心の何処(どこ)かで探しているのだ。それは感傷でも甘えでもなく、他者にたいする人間の条件なのである。

だから人間が続くかぎり、永遠の同伴者が求められる。人間の歴史が続くかぎり、人間は必ず、そのような存在を探し続ける。その切ない願いにイエスは生前もその死後も応えてきたのだ。キリスト教者はその歴史のなかで多くの罪を犯したし、キリスト教会も時には過ちに陥ったが、イエスがそれらキリスト教者、キリスト教会を超えて人間に求められ続けたのはそのためなのだ。

この文章の本来の意図は「なぜキリスト教が世界宗教たりえたのか」を説明するもので、この本の結論として、遠藤周作はイエスが生前行ったことは人間の本性と密接に結びつくものだと解き明かしています。

私自身はクリスチャンではありませんが、なぜ自分の話したことを肯定されたり、SNSで「いいね」やリツイートがあったときに嬉しいと思うのか・・・、そうした卑近な経験からも遠藤周作の指摘は的を射ていることは明らかだと思います。

そもそも新型コロナウイルス感染症対策の一環で発生した「マナー」と称されるもの自体が「感染症対策としては」有効でも、人と人を物理的にも心理的にも分断していくという点ではある意味21世紀のベルリンの壁とも言えるものです。

人間同士の信頼関係といえば思い出すのがウルトラセブンの有名エピソード「狙われた街」。
地球侵略を企てたメトロン星人は自分の作戦をモロボシ・ダンにこう語ります。

教えてやろう。
我々は人類が互いにルールを守り、信頼しあって生きていることに目をつけたのだ。
地球を壊滅させるのに暴力をふるう必要はない。
人間同士の信頼感をなくせばよい。
人間たちは互いに敵視し傷つけあい、やがて自滅していく。どうだ、いい考えだろう。

詳しくは
に書いたのですが、「マスクをしていないだけで非国民扱いされるんじゃないか」のような疑いが芽生えたりするあたり、私たちはメトロン星人の策略に踊らされているのではないかとすら思えてしまいます・・・。

私個人としては「マナー」と称するモヤモヤしたものに自分の行動が抑制されないよう、「なんとなく同調するのではなく、自分で調べ自分で判断する」をもう一度肝に命じることにしました・・・。




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