数日前から謎の頭痛に悩まされ、仕事を早退して病院へ行くことに。

医者の問診では「とくに異常はないようですが・・・、一応機械で見ておきますか?」

私は「せっかく来たのだから」と、「お願いします」。

するとMRIの設置された部屋に案内されました・・・。

ドラマとかでもよく見かける、土管みたいな筒の中に自分が横たわって入っていく、あの機械です。

MRI


MRIは音が怖い? いや別にそうでもない

まず肌着だけになって、そのあとで検査着(巨大エプロンというか、かっぽう着のようなもの?)を着ることになります。
そして腕時計などは全て外して、検査台のうえに横たわります。

「気分が悪くなったらこのスイッチを押してください」と言われ、ヒモ状のスイッチを右手に握らされます。

まもなく検査台がブーンと動き出して筒の中へ入っていきます・・・。

そしてブーン、ブーン、グイングインといったような音がしばらく続きます。
私は「うーん、この音程は・・・、低いラだろうか? あ、今の音はレ・・・?」などと余計なことを考えてしまいました。(ヴァイオリンを弾いているので、音程のことはいつも先生から口を酸っぱくして言われているので・・・。)でも絶対音感がない私には、この音は何、とはっきりわかるわけではないのでした・・・。

自分、この音程はなに、とすぐに言い当てられないなんて、何年ヴァイオリンやってるんだろう? そんなことを考えているうちに検査終了。

検査台がまた動き出し、筒の中から私は出てきました。

別に痛みとか光とか、アトラクション的なものは何一つなく、とにかく機械の駆動音が延々と続くのでした・・・。
私は生まれてはじめてMRIというもので検査しましたが、「MRIは音が怖いですか?」という人がいたら「別にそうでもない」とはっきり否定しておきたいと思います。


検査の結果は

しばらく待合室で待っていると、検査結果が出たらしく改めて診察室に呼ばれました。


「何も異常ありませんね」


その一言のために私は6,500円払って病院を後にしました・・・。

数日来続いている頭痛は、「薬が効いてるならいいじゃないか」「しばらく対処療法で様子を見るでいいだろう」という、医者に聞くまでもないような大体当たり前の結論になりました。

これで6,500円か・・・。