このブログは「友だちいない研究所」といいます。

いつも友だちいない=ぼっちな私が、一人ぼっちの日常などを書き連ねるために作ったブログ。

私の休日は、朝起きてヴァイオリンを弾いてジョギングして昼ごはん。昼寝してまたヴァイオリンの練習。すると夕方になっているというパターンです。

これは新型コロナウイルスの騒ぎが起こるずっと前からそうでした。
きっとこれからもそうでしょう。

友だちがいないのでどこかに出かけるとか、人と食事をするとかといったことがないのです。
(そういう時間があるなら一人で黙ってジョギングしてるほうがいいです。)

しかし「ステイホーム」というのが流行り始めました。一発芸人みたいな一過性のものだとは思いますが・・・。
そういうわけで全国的に人との接触が一気に減り、たくさんの人が私のような「誰とも会わない」ライフスタイルになりました。

ではステイホームで一人暮らしをしている人の場合、何をして楽しんだらいいか。
すこしはマシなことをしたいですよね。


culture

一人暮らしの人の、ステイホームの楽しみ方。たとえば無料公開の美術品をまじまじと鑑賞

この記事を読んでくださっているということはインターネットが使えるということが前提になりますが、今ではたくさんの美術館がインターネットで作品を無料で公開しています。

たとえば大英博物館・・・。

ロンドンの大英博物館はもともと入場無料というものすごく太っ腹な運営方針(ロンドンにある多くの美術館なども同様)。

ここに来て一気にインターネットで膨大な収集品を無料公開しています。
その数450万点。全部見ようとしたら一生かかってしまうようなボリューム!
こんなのステイホームでまとまった時間があるときしか見られないですよね。


積極的に使いたい、Google Arts & Culture

Google Arts & Cultureでも世界中の様々な美術館の収蔵品を無料公開。

たとえば有名なフェルメールの『真珠の耳飾りの少女』。
本来ならオランダのハーグにあるマウリッツハイス美術館まで出かけていかなければ見られません。
ところが・・・。

さらに。
少女は画家の前に座りポーズを取っていたかもしれませんが、この絵は肖像画には分類されません。描かれた特徴があまりにも少なく、ほくろや傷、またはそばかすは描かれていないのです。よってこの絵は特定の人物を描いたものではない「トロニー(「容貌」や「印象」を意味するオランダ語)」だと言えるでしょう。これは、ある種の特徴に対して、どれだけ似通った研究がフェルメールの時代に行われていたのかを示しています。
こういう解説まで画面に表示されます。えらく親切ですね。

『真珠の耳飾りの少女』はあくまでも一つの例ですが、とにかく世界中のたくさんの美術館・博物館のコレクションがGoogle Art&Cultureのおかげで整理され、かつ無料で鑑賞することができるようになりました。

しかも細かい部分を拡大して見ることができるのですから、ざわついた美術館まで出かけていって疲れて帰ってくる(あまりじっくりと見られない)よりもはるかに便利。

実際問題、美術作品って「いつか見よう」で何年も経過してしまうものです。
事実上家にいるしかない今だからこそ、こういう意味のあるインプットに取り組めます。

とくに一人暮らしだと誰も話しかけてこないので気の済むまで作品を見られます。
まさにこれぞ災い転じて福となす、ピンチはチャンス。
ステイホームと見せかけて、デジタルで世界中の美術館を訪問。なかなか悪くない時間の使い方です。


追記:ちなみにですが、絵の中にもいろいろメッセージが込められていたりします。
たとえば楽器が出てきたら遠回しに愛を意味していたり、聖書の場面で縦方向にずいぶん長い十字架を持っている人がいたらそれはヨハネを現していたりとか。(西洋絵画。イエスとヨハネの違いは? 簡単な見分け方があります。)私は大学の授業でこういうことを聞いて、実際に美術館で作品を見る時に助けられました。

こういうのは知っているかいないかで見方がずいぶん変わったりするものです。
もしGoogle Art&Cultureを使い倒して、(どの国も入国制限を緩和して)「パリで現物を見るぞ!」となったら事前に入門書などで知識をゲットしておきたいですね。

入門書ならたとえば『絵を見る技術 名画の構造を読み解く』。
名作と呼ばれる作品も画家が適当に描いているわけではなくバランスを決めたうえで製作しています。
さらには大事なところが際立つように光の加減を考えたり、物語を埋め込んだり・・・。
作品を成り立たせるのはセンスでも、それを組み立てるのはロジックです。
その見方がわかれば鑑賞はもっと楽しくなるでしょう。