Amazonで注文。これはとても便利なものですね。だって自分で買い物に行かなくて済むわけですから、限られた休日の時間から「買い物に行く」「店から買える」という移動時間を省略できてしまいます。

むかし私は自動車部品物流の仕事をしていました。上司に散々言われたのが「移動は価値を生まないよ」。
たしかに肉が移動したからといっておいしさがアップするわけではなく、ルームミラーをあちこちに動かしたからといって映り方が鮮明になるわけでもなく・・・、つまり移動距離は少ないほうが何につけてもいいわけです。(事務所のレイアウト設定もそうで、あなたの机からプリンタが近いほうがラクですよね。)

つまりアマゾンは休日から「移動(にかかる時間)」をカットできるという意味で、とてもありがたいお店(?)です。

しかし配達の時、自宅にいないと再配達を頼む羽目に。
これだと再配達の時間帯に家で待機することになりますから、ここがアマゾンの弱点でした。

しかし2019年から置き配というサービスが登場しました。
これがえらく便利なのです!

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Amazonの置き配を使ってみた感想は、とてもラク

冒頭のツイートのとおり、本当に置きっぱなしで終わりです。

置き場所は玄関、宅配ボックス、ガスメーターボックス、自転車かご、車庫、建物内受付から指定できます。

配達完了後に届くメールに画像が貼り付けられており、ちゃんと置いたぞということがわかるようになっています。ちなみに、宛名ラベルは裏返して置かれていることが多いらしく、プライバシーにも一応配慮しているようですね。

もし失くなったらどうなるのか
アマゾン公式サイトによると
置き配指定サービスでも、配送状況画面で商品がお届け済みと表示されているのに届いていない場合など、お客様から状況を伺い、商品の再送や返金に対応いたします。
と書かれていますから、万が一誰かが黙って持ち去った場合は返金対応してもらえるようです。
とはいえやはり最低限の配慮というか想像力は必要でしょう。
人目につきやすい大通りに面したところに住んでいるとか、高額商品を買うといった場合は置き配は指定しないほうがいいと思います。

これからも置き配を使い続けたい

物流業界は深刻な人手不足に直面しています。
さらに再配達にかかる手間が事態を一層難しくしているとか。
宅配便の荷物は、昨年度、およそ42億5,000万個。
ネット通販の普及に伴って急増しています。
特に問題なのが、再配達。
その割合は15%に上り、宅配業者の深刻な人手不足につながっています。

政府も、このままでは宅配サービスが立ちゆかなくなる恐れがあると、今週、ネット通販や物流大手も参加する会議を初めて開催。
「置き配」を普及させる必要があると考えています。
(https://www.nhk.or.jp/ohayou/digest/2019/03/0328.htmlより)

このNHKの記事にも書かれているように、政府も置き配の普及に向けて後押しするような政策を採用すると思われますから、ますます置き配が広まってくることは間違いないでしょう。
実際に使ってみたら本当にラクだったので、配達員の手間を省いてあげるという意味でも、また自宅でずっと待っているという時間をゼロにできるという点でも、これからも私は積極的に置き配を使っていきたいと思います。