山梨県甲斐市にある敷島ワイン。

公式サイトによると
マウントワインの敷島醸造は、山梨県茅が岳の南麓に位置する景勝地、昇仙峡の近くにあります。
標高600mの肥沃な土壌で葡萄の適地とされております。
創業以来、この地元で収穫された葡萄を使ってワイン造りをしているワイナリーです。
(http://www.mountwine.co.jp/より)
とあります。
私はこのたび、ちょっとした縁があって甲斐市にふるさと納税しました。

返礼品として送られてきたのが、敷島ワイン(6本セット)。
赤と白の3本ずつ。

日本のワインってほんとに美味しいの? と思うかもしれませんが、なかなか絶品でした!




この「甲州シュール・リー」のシュール・リートは文字通りシュール・リーという製法で作られているワインで、そもそもシュール・リーとはなにかというと
直訳はフランス語で「澱の上」。醗酵中に発生した澱を取り除かず、そのまま醗酵容器底部に残し、ワインと一緒に数ヵ月保存する。澱由来の複雑味、旨味をワイン中に引き出す製法。発祥のロワール地方、ペイ・ナンテ地区のミュスカデ種や、日本の甲州種でよく用いられる。
(https://wine-link.net/pc/dictionary/detail/1125より)

だそうです。
難しい話はさておき、このワインの魅力や特徴を箇条書きにすると

・辛口でありながらジューシーな味わい

・軽快でぶどう本来の果実味にあふれる

・ドイツワインほど甘くなく、オーストリアの白ワインに似た風味がある

・とくに女性にもおすすめしたい

・和食にもよく合うこと間違いなし

といったところになります。
オーストリア以外の白ワインで、似たような味わいのワインを挙げるなら、イタリアの「エスト! エスト! エスト!」がこれに近い味わいです。

日本のワインを応援したい

私は最近、日本のワイン生産者を応援したいという気持ちが日に日に強まってきています。
たしかにイタリアやフランスのワインは美味しいです。
他方で、私はたとえば広島の人がカープを熱心に応援し、福岡の人がソフトバンクを応援し、といった光景を羨ましいと少しずつ思うようになってきました。
ファンの人がドラフト1位で指名した投手の成長した姿を見て「あいつももう27歳か・・・たくましくなったな」と思いつつ、自分も年を取ったなと感慨にふけったりする光景を見ていると、球団の歩みに自分の年輪を重ね合わせていることが伺われます。

それにひきかえ、イタリアの名品はどれ、フランスの伝説のワインは・・・、と言っている自分は単に「強いものの味方」をしているだけじゃないかとも思えてきたのです。
そういうスノッブな行為よりも、自分の地元や愛着のある地域の発展を息長く応援し続けることのほうが、本当はずっとかっこいいのでは? と思えてきたのです。

というわけで私は年に数回、特急列車で訪れている長野や山梨のワインをせっせと購入し、「買う」という行為でこの地域のワインづくりを応援したいと思っています。

冒頭に紹介した「甲州シュール・リー」、これはとても美味しいのでぜひお店で見かけた時は迷わずゲットしてみてください。