アマゾンでは最近フェイク商品が多く出品されており、十分に注意しないといけないようです。

例えばSDカードは、こんな有様・・・。


 12の製品のうち、11が詐欺商品ということは、買ってみたらほぼ確実に騙されるということに。
これを「密林」と言わずして何というのでしょうか。どこかから毒ヘビが出てきて噛みつかれるかもしれないといった趣があります!!

フェイク商品を買わないために個人でできることはないのか、自分なりに考えてみました。

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アマゾンのフェイク商品を買わないために個人でできる防衛策とは

1.そもそも商品知識がないと騙される

今回の例はSDカードですが、1024GBというキーワードで検索すること自体どうなんでしょうか。

1024GBというのは1テラバイトのこと。

私は普段ノートパソコンを使っていますが、内蔵HDは500GBです。
1テラバイトもの容量となると、それなりに値段のするパソコンを買うことになります。
私のノートパソコン2台分の容量はそもそもSDカードに入るのでしょうか。

・・・ということを考えていくと、仮にSDカードにそれだけのデータを入れるにせよ、かなり値段がはる買い物になることは間違いなさそうです。

SDカードはどれくらいの容量が一般的なものなのか、そもそも1テラものデータを持ち運ぶ必要性があるのか・・・。こうした前提を落ち着いて考え、商品知識を増やしておかなくてはならないと思います。

2.複数のサイトで相場を調べる

物には当然適正価格というものがあります。その価格帯からかけ離れている場合、「きっと何かある」と考えて間違いないでしょう。

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1024GBで4,099円。これは高いのか安いのか? この情報だけでは相場どおりなのかどうかがわかりませんね。

そこで試しにヨドバシカメラのHPでSDカードを検索すると・・・。

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サンディスクの製品が38,270円、最も安い磁気研究所のものでも9,420円することがわかりました。
ということは、アマゾンで4,099円という価格は不自然なまでの安さであると判断できます。

アマゾンの上記商品のレビューを読むと、
Fake! Fake! Fake! Does not store more than 8GB. After that everything is unusable
というコメントが。
「偽物! 8ギガ以上入らない。そのあとは何もかもが動かなくなった」だそうです。

当たり前の話ですが、慌ててポチる前に別のサイトへ移動して「セカンドオピニオン」を求めたり、レビューをよく読むことで安物買いの銭失いを避けることができますね。

おわりに

じつは私は2年ほど前にアマゾンで詐欺に遭ったことがあります。

ヴァイオリンの弦セットは、安いものでも4本セットで4,000円ほどですが、2,800円と相場よりもけっこう安い、見つけた瞬間にラッキーと思ってしまう取引でした。
この「相場よりけっこう安い」が引っかかるポイントでした。絶妙な価格設定!

このときはクレジットカードで決済しましたが、「この出品者は偽物です」のような連絡がアマゾンから届き、お金を請求されることはありませんでしたが、後味の悪い体験でした。
仮に本当に弦が届いたとしても、きっと粗悪品だったことでしょう・・・。

皆様もぜひアマゾンを舞台にしたフェイク商品の取引に引っかからないよう、くれぐれもご注意ください・・・。