指揮者によって演奏が違ってくるというのは、クラシック音楽を聴く人なら当たり前すぎる話です。でもそうじゃない人にしてみれば「そんなに変わるんかい」「どうせ大同小異やろ」くらいにしか思われてないかもしれません。まあ、クラシック音楽を聴かない以上、クライバーだ ...
2024年10月
感想:『フルトヴェングラー家の人々 あるドイツ人家族の歴史』
読みにくい本というのは世の中にあります。ChatGPTに「読みにくい本の特徴を列挙してください」と頼んでみると、こんな答えが返ってきました。読みにくい本にはいくつかの特徴があり、これらが読者の理解や集中を妨げる要因になることが多いです。以下に一般的な特徴を列挙し ...
なんだかやけに人間的な正直者ヴァイオリニスト
科学者とか文学者とか経済学者とかピアニストとか金メダリストとかヴァイオリニストとかは、その専門分野に秀でているからそういう呼ばれ方をしているのであって、他の分野に秀でていることとか、聖人君子であることは、要件でもなんでもありません。だからこそマッドサイエ ...
2人の先生に同時並行で教えを受けることのややこしさ
ヴァイオリンを学ぶうえで必須になるのが、指導者との巡り合いです。というか独学で上達するという手段はありえない楽器ですから指導者なしでの練習という道はありません。というわけでどこかの先生に教わるわけですが、人によっては〇〇の分野をA先生、△△の分野をB先生、 ...
パガニーニを弾くときはイタリアの青空を思わせるような音色でなければならない?
名ヴァイオリニストにして、卓越した指導者でもあった江藤俊哉さんは、かつて弟子に「パガニーニを弾くときはイタリアの青空を思わせるような音色でなければならない」と語っていたようです。たしかに「カンタービレ」のような甘いメロディの作品は、まさにそういう雰囲気を ...
セリフを省略したオペラのCDが意外とラクな件(クレンペラー指揮『魔笛』)
オペラが苦手だ。そういう人も私だけではないはず。何しろイタリア語とかドイツ語でぺちゃくちゃ喋ったり歌ったりされると困ります。何を言っているのか分かりません。歌詞対訳を読めばまあ分からなくはないのですが、だんだん対訳を読みながら聴くという行為そのものが面倒 ...
ランニングウオッチのGPSはずれて当たり前と思うのが吉
ランニングするときにランニングウオッチを使っています。これならGPSで走行距離を計測可能で、1km走るごとに時間を表示してくれるのでペースチェックに持って来いです。ところが落とし穴がありました。GPSというのは微妙にずれるのです。いつも同じコースを走っているので、 ...
毎晩国民からの手紙を読むオバマ大統領。リーダーの資質とは
オバマ大統領の回顧録『約束の地 上』を読んでいると、リーダーの資質とは何だろうかということを考えさせられます。リーマンショックという金融危機は米国だけでなく世界に波及しました。その不況のさなかに大統領に就任したオバマは、矢継ぎ早に経済対策を取りまとめてい ...
感想:「ラブライブ! スーパースター!!」第3期第3話「白色のセンター」
「ラブライブ! スーパースター!!」第3期第3話「白色のセンター」。あらすじは次のようなもの。トマカノーテのリモートライブに刺激を受け、負ける訳にはいかないと気合いを入れるLiella! Liella!の新しい可能性をみせる為、部長の千砂都は次のセンターに四季を推薦する。セ ...
感想:「カナレットとヴェネツィアの輝き」
静岡県立美術館を皮切りに東京、京都、山口を巡回する「カナレットとヴェネツィアの輝き」という展覧会。私は東京会場である新宿のSOMPO美術館で見てきました。結論から言うと、入場料1,800円の価値は十分ある素晴らしい展覧会でした。ヴェネツィアという街への思い入れが強 ...