タピオカは随分ブームになっています。

私の住む多摩地域でも突如として駅前とか駅ビルのなかにタピオカのお店が出店してきて、しかも軒並み行列ができています。

そのタピオカ、たしかにミルクティーに混ぜて飲むと美味しいですね。
しかも黒いつぶつぶがお茶の中に沈んでいるという、どことなく謎めいたビジュアル・・・。

しかしぐにゃぐにゃした食感は何かに似ている・・・。

そう、こんにゃくです。

ならこんにゃくを黒く着色してしまえば「タピオカ」になるんじゃないか??

違います。タピオカとこんにゃくはまるで違いました・・・。

drink_tapioka_tea_woman

タピオカとこんにゃくの違い

タピオカとこんにゃくの違いをまとめてみました。

【タピオカ】
原料:キャッサバというイモの一種で、原産地は南米。
キャッサバの根茎から取ったでんぷんを水で溶き、加熱。さらに粒状に加工し、乾燥させると「タピオカパール」が生成されます。

このタピオカパールを容器に入れて回転させると遠心力のために丸くなります。
ただしこの時点でタピオカ白い状態です。ここからさらにタピオカはカラメルなどで着色すると、いつも見かけるあの状態になります。

もともとがでんぷんなので、口の中に含むとクチャっとした食感になります。

あまりクチャっとしない? そういうタピオカはこんにゃくのような別の素材が使われているのかも・・・。
たとえばビールや発泡酒なら、どういう原材料でどういう状態のものをビールや発泡酒と呼んでいいか法律ではっきりと定義されています。
でもタピオカの場合、どこからどこまでをタピオカと名乗っていいのか定義が法律で定められていません(そんなアホなことを国会で審議するはずもない)。

クチャっとしないテイストのタピオカは、こんにゃくが混ぜられているのかも・・・。

【こんにゃく】
こんにゃくは「コンニャクと呼ばれる食品はコンニャクイモに含まれるコンニャクマンナンという多糖を糊化し(中略)凝固させたもので、ぷにぷにとした独特の食感を持つ。一旦凝固させたコンニャクは水溶性を持たず、強い弾力を示す。通常、ビニール袋やプラスチック製のパック詰めで販売されているが、缶詰などで販売されているものもある。独特の臭みがあり、調理に際しては一旦煮込んで灰汁抜きをするが、今日では灰汁抜きが不要な製品も多く見られる」(ウィキペディアより)

作り方もまた複雑で・・・。
「球茎を粉状(実際には単に球茎を粉砕した荒粉とマンナンを精製した精粉に分かれ、コンニャク製造の際は双方を混合して用いる)にして水とともにこねた後に石灰乳(消石灰を少量の水で懸濁したもの。水酸化カルシウム水溶液)、炭酸ソーダ(炭酸ナトリウム)水溶液、または草木の灰を水に溶いたものを混ぜて煮沸して固める」(これもウィキペディアより)

同じようにイモ類が原材料でもカロリーはまるで違いました。
tapioka

konnyaku
(画像:Googleで「タピオカ カロリー」「こんにゃく カロリー」で検索した結果です。)

このように、全然違います!!

タピオカミルクティーを飲みまくれば当然激太り一直線。それは嫌ですよね。
でも飲みたい。ならば低カロリーのタピオカを開発すればいい! よしこんにゃくを使うぞ!!

・・・こう考える人はきっといるはず。

ズバリ、そういう商品もすでに出回っていました! いやあ素晴らしいですね!!

これでたとえば午後の紅茶と混ぜて毎日タピってもヘルシーな生活間違いなし!?